(問題)
原子に関する記述として下線部に誤りを含むものを,次の1~5のうちから一つ選べ。(2007 センター試験)
1 質量数18の酸素原子1個には,中性子が10個含まれる。
2 同位体が存在しない元素では,原子量は原子の相対質量と一致する。
3 電子1個のもつ電気量の絶対値は,陽子1個のもつ電気量の絶対値と等しい。
4 炭素の原子量は12と定義されている。
5 (質量数の表示のせいで画像で投稿)
正解は 4
正確には,「質量数12の炭素原子の原子量」である。
周期表を普段から見ていますか?
炭素原子の原子量が12.01になってることに気がついて欲しい。
これは,天然に質量数13(ごくまれに質量数14もある)の炭素原子があり,
原子量は,同位体があるときは同位体を含めた平均値で計算されているのだ。
英語の学習では常に辞書を手元に置いて行うのと一緒で,
化学の学習では,すぐに周期表を参照できるようにすることが大切!