教訓話 | 波動砲口形状研究

教訓話

8月ももう終わり。メカコレもガトランティスには食指が動かないので今月はヤマトのことであんまり書くことがない感じだ。

とうわけで脱線ネタ。Quoraで短いが面白い話を教えてくれというトピックが有り、こんな話が紹介されていた。



司祭が修道女に車で送って行くと申し出た。
修道女は車に乗り込むと、太股もあらわに足を組んだ。司祭は危うく運転を誤りそうになった。
体勢を立て直すと、司祭は修道女の足にそっと手を滑らせた。

「司祭様、(聖書の)詩篇129はご存じですか」

修道女は尋ねた。
司祭は手を引っ込めた。しかしギアを変える瞬間再び修道女の足に触れた。
修道女は再び

「司祭様、詩篇129を覚えておいでですか」

と尋ねた。司祭は謝った。

「申し訳ないシスター。肉体は弱いものだ」

修道院に着くと、修道女は深い溜息をついて車を降りた。
司祭は教会に戻ると急いで詩篇129を調べた。そこには

「進め、求めよ、さらなる先に、汝は愉悦を見出すだろう」

と記されていた。

この話の教訓:あなたは自分の仕事のことをしっかり学ばなくてはいけない。さもなくば大いなるチャンスを逃してしまうだろう。



…という話なのだが、如何だろうか。確かにいい仕事をするためにも勉強は大事だ。

しかしこの話の恐ろしいところは、実は詩篇129にはそんなこと(Go forth and seek, further up, you will find glory)一言も書いていない、ということなのだ。

http://www.wordplanet.org/en/19/129.htm

更にもう少し調べるとルカの福音書14:10にそれっぽいフレーズが出て来るのだが、もちろん文脈上の意味は大分違う。

つまるところこの話の本当の教訓は、

「ネットに転がっている情報を安直に鵜呑みにしてはいけない」

ということなのかもしれない。