一人経理、辛くないですか？

月次決算、支払業務、給与計算、社会保険の手続き…

小さい会社だと何でも一人でやらないといけません。

頼れる人は誰一人いない。

仕事が終わらなくて残業ばかり。

ミスをすればすぐに怒られる。

本当は家庭のことやプライベートを大切にしたい。

精神的に辛くてもう辞めたい。

そんな風に思っているのはあなただけではありません。

私自身も一人経理で仕事が辛くて悩んできた人間です。

この記事では、退職を伝えるタイミングや引継ぎについて丁寧に解説します。

一人経理で悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

退職を伝えるタイミングはいつがいい？

あなたの会社の就業規則を見たことがありますか？

就業規則には退職の通知を何日前までにするか規定があります。

退職の２か月前や３か月前が一般的です。

ですが、会社側は就業規則のルールを従業員に強制することはできません。

会社が取り決めた就業規則のルールよりも、民法の方が優先されるという考え方が一般的です。（令和３年１月現在）

民法では、退職の２週間前までに通知すればよいとされています。

繁忙期を考慮して迷惑を退職したい、引継ぎにはしっかり時間を取りたいと考えていらっしゃるなら、会社の規定通りに退職の申し出をしましょう。

精神的に辛いのであれば、退職の２週間前までに通知して退職の手続きをしましょう。

辞めることは甘えではありません。

他の会社ならもっと気楽に楽しく働けるかもしれませんし、

休んでいる間にあなたにぴったりの生き方が見つかるかもしれません。

辞める前にマニュアルを残す

退職の前にできるかぎりマニュアルを残していきましょう。

マニュアルを残すことにはメリットがあります。

辞めようか悩んでしまうあなたのような人は、きっと責任感のある誠実な人です。

考えすぎてしまって退職が長引いてしまうことにもなりかねません。

マニュアルを作ることで、退職の罪悪感は少し和らぎます。

退職したあとも、会社から電話がかかってくる場合もあります。

そんなときもマニュアルを見てもらうようにすればあなたの負担を軽減できます。

「引継ぎもしないで辞めるのは非常識だ」と言われてしまう心配もありません。

マニュアル作成はこちらのサイトが参考になりますよ。

可能であれば、次の仕事を見つけてから退職すると気持ちが楽です。

次の仕事が決まっていれば、退職の意志を伝えやすくなりますし、収入が途絶えてしまう不安もありません。

在職中に転職活動をするのは難しいかもしれませんので、いったん退職してからゆっくり転職活動するのもひとつです。

一人経理をしていると、退職前にご自身で退職書類を準備することになるかもしれませんね。

会社の代表印を使う必要がある書類もありますので、問題なく手続きできるように用意しておきましょう。

一度きりの人生です。

苦しい時間を過ごすより、リラックスしてふわっと過ごせる日々を手に入れませんか。