会計事務所で働いて数年経つと、今のまま続けていくことに不安を覚える瞬間があります。

人生の節目で会計事務所からの転職を考える人は多いです。

同世代の人と会計事務所で働く自分のスペックを比べると、

「このまま会計事務所で働いていて大丈夫なのかな」

「会計事務所は辞めたほうがいいのかな」

と気になってきます。

そんなときに同世代の友人が冬のボーナスが100万を超えたと耳にしたり

閑静な高級住宅地にマンションを買ったという噂を聞いたり。

今のまま会計事務所で働いていても、きっと自分は実現できないだろう。

そんな現実を突きつけられても、明日も会社に行って終わらせなきゃいけない仕事がある。

そんな税理士補助が会計事務所からの転職を考える瞬間を集めました。

30歳になって同世代との年収の格差が気になりだした

「あいつ、冬のボーナス100万超えたらしい」

「高級住宅街にマンション買ったんだって」

30代は業界によって年収の格差が出始める頃です。

それなりのポジションに昇格して年収1000万円を超える人も出てきます。

会計事務所の場合、会社によりますが小規模で資金力がなく、昇給や賞与がない事務所も多く存在します。

専門性を求められ膨大な業務量をこなさなければならないのに、給料は上がらないまま。

プライベートな時間を犠牲にして税理士試験に科目合格できたとしても、

全科目合格するまで評価されず何年も苦しい思いをし続けなければならないことも。

生活も苦しくプライベートも無い。

いったい何のために勉強しているんだろう。

30代になり人生の節目にさしかかったとき、会計事務所を辞めたくなる人は多いようです。

後継者がいない会計事務所で将来に不安を感じた

多くの会計事務所は、税理士や公認会計士が独立開業し、数人のスタッフを雇い経営しています。

後継者を育てていない会計事務所がほとんどで、所長の引退とともに事務所を閉鎖するケースも。

税理士の平均年齢は60歳を超え、税理士の高齢化問題は深刻です。

税理士には定年こそありませんが、体力的に事務所を続けることが困難になり、いつ辞めると言い出すかわかりません。

私が働いていた会計事務所は所長が60代後半で、仕事に対する覇気もなくなり、年々ミスが増え、ついには事務所を閉鎖することになりました。

高齢の税理士は体力や集中力がないように感じます。

そのせいで起きたミスの尻拭いは税理士補助にまわってきます。

給料は上がらないのに残業ばかりが増える悪循環の原因の一つです。

会計事務所は福利厚生が整っていない事務所が多く、退職金や賞与などがない場合もあります。

結婚して子どものことや将来を考えた時に、退職金や賞与もなく、昇給の規定も定まっていない会計事務所で働き続けることに不安を感じる人も。

一般企業の経理は会計事務所に比べて給与規定がきちんとしていて賞与も出る会社を見つけやすいです。

年収が低く残業が多いのは会計事務所で働く人を悩ませる大きな問題です。

雰囲気が良くて働きやすいけれど給与が低くて悩んでいるという人が一般企業の経理に転職するのはよくあるケースです。

税理士補助の経験は一般企業の経理で高く評価される傾向があります。

一般企業の経理は税理士補助経験者の転職先として人気があります。

会計事務所で働いた経験は一般企業でも高く評価され、転職することにより給料も上がりやすいです。

税理士補助の経験者が一般企業の経理へ転職するときにアピールするべきポイントは３つあります。

現場ですぐに活躍できる実務経験はアピールできる重要なポイントです。

科目合格でも税理士試験に合格していれば、税務や簿記に対する適性があり、知識と能力が備わっている人材として評価されます。

経理は実務経験者が優遇される業界です。

その中でも専門性を求められる会計事務所で働いた経験は、他の人にはないアドバンテージになります。