今回は性的な話題とライトノベルの話なので、そのあたりが苦手な方や興味がない方はご注意ください。

 さてさて自分は青橋由高さんのファンである。といっても主に執筆しているジャンルがいわゆるジュブナイルポルノ…長崎市ではライトノベルコーナー隣の市では成人向けコーナーに置かれるという微妙に扱いの困る、ライトノベルと成人向けの中間の作品で知名度はそこまで高くはないと思う。実際自分もライトノベルコーナーにあってたまたま手に取って知った。
 自分はいまだに性的なものが苦手な人間なのだけれども何気なく手にして読んだ作品が、個人的に面白く感じたことと同時期に同じレーベルのみかづき紅月さんの作品を読んでこちらも自分に合っていたことからそれまで抱いていた、言葉は悪いけれども物語としてどうしょうもない…という認識が変わって他にもいくつか読んだのである…
 結果的にいえばそこはやはり作者によるもので自分に合う作家、合わない作家さらにいえば出版社による作風の違いなどなど、当たり外れが当然のごとくあった。そういったわけで今は作者やあらすじ的に面白そうだな~と思った作品を手にしている。
 色々とジャンル的に思う人もいるかもしれないけれども、それこそ青橋由高さんのブログなどで執筆に毎回真面目に取り組んでいたり、ページ数が限られていたり内容に色々な制約(各章ごとに性的な場面をいれたり)のなかで似たようなパターンが多くなりがちとはいえ、それでも様々な趣向を凝らしていると知ると個人的にかなり難しいジャンルなのではないかと思う。
 言葉は悪いけれども、一部の作者も自ら言及しているように読み捨てられる類いのものだけれどもそれでも同じパターンばかりや登場人物や物語に魅力がないものはつまらないし、次の作品に手を出そうとは思わない…そういったなかで長年活躍をつづけている方はそれだけ支持があるということだと思うし、次を読もうと思わせる物語なのだと思う。さらにいえば基本的に一冊完結で新しい登場人物を毎回作り出さないといけないのだから、そういったあたりを考えると本当にもうとんでもなく大変な作業だと思うのである。
 そして自分は基本的に物語重視で、その内容が面白いかどうかで次の作品に手を出す人間である。変な話たとえ性的な場面の描写が上手だろうと、面白いと思わなければ手に取らないのである。
 青橋由高さんとみかづき紅月さんから始まって水無瀬さんごさんやわかつきひかるさん、井の中の井守さんなどなどと出会い物語を楽しんでいる…ただ物語に楽しんでいるとやっぱり限られたページ数でしかも一話完結という形式に物足りなさを感じるし、もっとキャラクターのことや何よりも物語を楽しみたいと思うようになるのである…

 そしてやっと本題だけれども、いつものように青橋由高さんのブログとそこに載せられているツイッター情報を読んでいて、ツイッターで引用していたものがものすごく気になってしまったのである。
 それは船橋由高さんのデビュー作「ようこそ!ジョナサン異世界ダンジョン地下1階店へ」が今度発売されるというものなのだけれど…その作品実在するファミレス、ジョナサン(ただ自分は地方住みだからか知らないお店だった・苦笑)が店名の使用許可を出したということ以上に作者が思いっきり気になってしまったのである。
 本作がデビュー作ということでネットで検索をかけてもまったく情報がヒットしないのはいいとして作者の名前がどうにもこうにも…

 「船」橋由高さんと「青」橋由高さん…偶然なのかもしれないし、船橋さんは青橋さんのファンでそこからとったのかもしれない(実際自分がネット上で使っている水無月かえでという名前も遠回しなもじりである)…ただあまりに名前が似すぎていることと、青橋由高さんの方は本名であること…公表している在住場所が船橋市さらにはツイッターでファミレスによく行くという話題があるのだけれどもそのひとつとしてジョナサンをあげていた。
 こういったあたりでどうしても「同一人物?」などと疑ってしまうのである。
 ただイラストレーターは成人向けと一般向けで名義を変える、ということは結構あるみたいだけれども作家の方は一部はあるみたいだけれど特にライトノベル系統は一般向けも成人向けも基本的にそのまま同じ名義を使っている印象だからわざわざ名前を変える必要性があるのか?とも思うのである。それこそライトノベルからジュブナイルポルノの方へ進出した箕崎准さんや前述した井の中の井守さんの作品の帯を一般ライトノベル作家の舞阪洸さんが書いていたりとそのあたり、境目がかなりあいまいになっているような状態だから…
 それに以前、一般向け漫画の書き下ろし短編を青橋由高名義でたしか雑誌の方に掲載しているから今さら名義変更というのも…
 このあたりでつい何かしら仕掛けをしているのではないかとつい疑ってしまう。というのが青橋由高さんの作品は基本的に同一世界観で、裏設定などでつながっていたり(あるお店で飾られている絵の作者が別の物語のヒロインだったり、登場人物が親類関係や友人同士などなど)と様々な仕掛けをしていて、過去作を知っているとニヤリとできたりブログでその裏設定の一部を知って驚いたりと色々な楽しみができるのだから…
 とはいえブログを読むと作品が増えすぎたためリンクなどそういったあたりが混乱して大変な部分もあるみたいだから、もしも同一人物だとした場合そういったあたりをリセットという意味もあるのかな~と発売前から妄想したりしている。
 これは完全にシャーロック・ホームズにいわせれば無駄なことである(苦笑)きちんとしたデータがない状態であれこれ考えても正しい推理ができるはずがないのだから、最終的にこのあたりはやっぱり作品が発売されてその物語を読んでからの話である
 一番は作者側からの言及があるのが一番だけれども…
 果たして同一人物なのか別人なのか…