わたくしキドコロ、現在よんじゅう○歳。
おそらく人生のちょうど折り返しくらいにいる。
大学出て、そこそこの規模の会社に入った。
営業を6年くらいやってて、それなりに数字は作ってて、一般的な平均年収と言われる額の2倍くらいもらってた。
そのあと管理部門に異動になって、総務→経営管理→Web戦略→情報システム て感じでいわゆる「本社」に8年くらいいた。
順調に年収も伸びて最終的にはゆわわ万円くらい頂いてた。30代半ばのこと。
年に数回は海外に行って○○万円のブランド物を買ってくる。後輩何人か引き連れて飲みに行くと決まってお値段5ケタのワインを何本か飲んだ。私のおごりで。
アルファベット3文字のドイツ車に乗ってて、一時的にマンション2住戸所有してた。
調子に乗ってました。
一方で、月の休みは2～3日、時間外は100時間超えもしばしば。せっかく買ったマンションには寄り付けない生活だった。
知らず知らずのうちに私の心身は蝕まれていた。ココロの病を発症し、隠居生活に突入。気づけば体重が10キロ減っていた。
何のために働いていたんだろう。
長い間気持ちの整理がつかなかった。
その後、職場を変えて再始動。
従業員規模は1/5、資本金で言うと1/30くらいの小さな会社だ。
年収は300万円くらい下がっちゃったけど、それなりに楽しく生きている。
チェーン店系の居酒屋で飲み放題つけてワリカンでわちゃわちゃやってる。
年に1回の国内旅行だって十分楽しい。
お金は沢山あるに越したことはないけど、倒れてしまったのは身分不相応に稼いでしまった罰なのかな、と思う。
今の稼ぎの範囲で楽しく生きる。これが私にとってちょうどいい「ワークライフバランス」なのだろう。