行きのバスで


運転士に


深々と頭を下げていた


杖を持った 紳士を見ていたと書いた



敬礼しているような神々しさに


胸を打たれた







シルバーシートが似合わない?




ある時

私はバスの後方座席に座っていたが 

何故か

私の前に杖をついたご婦人が立たれた


席を譲ってと言いたげな

笑顔と目が合った


なんでーゲラゲラ


前方の席のシルバーシートが空いてるのに

あのー 私 

だからシルバーシート

ご遠慮したのですがと


無言で目力込めた笑


気がついたようで

アラッと独り言聞こえて

そちらに移られた ホット


帽子を被っていたから?



あきらめて

いつからか 

自分に許可をだして


遠慮なくシルバーシートに座るようになった


何故って めまいや

足元ふらつき危ないから

手も握る力が入りづらくなっているから

ボケーっとしてると落とす

危険と判断したシルバー


踏ん張れば何とか出来る程度で

これまで 

なんでもこなしてきたから

お元気でと見える

   かかりつけ医も忘れている笑い泣き




今度は


ベビーカーの赤ちゃんと

幼稚園児くらいの連れの親子が

バスの降車口から入ってきた


ベビーカーを押しながら 何か言っている

ステップが遠くて上がれないとか


赤子を乗せたまま 荷物もぶら下げて

上の子が先に立ち

ベビーカーを持ち上げようとしている


見るからに危うい感じがした


私はシルバーシートで

ドアが空いた正面席でご対面❗️


手を貸してあげたい気持ちは満々だけど

自分で踏ん張るのがやっとなのに無理だわ


そっと見守っていた


しばらくして近くの女性が

手を貸したが 予想通り

ベビーカーは傾きキャッとなった


マザーは遠いんだよ!と念仏


傾きを支えるために 私も立ち上がっていた


そのまま座っていた席を譲り どうぞと

向かいのシルバーシートへ移動した


空いているが 

マザーはプンプンの態度で

ベビーカー用の紐も座席に繋げず立っている


ホントはベビーカーはたたんで入る

って 

子持ちの 荷物持ちの ベビーカー持ちに

言えないよね


エスカレーターと同じで みんなやってるから


運転士さんは大丈夫ですかと

マイクで言っていたけど


ベビーカーを繋げと

言っているのを聞いたことがある


子育てのルールは色々大変なんだわ


私も北国で子育て中

まだ歩けない赤ん坊に

フェルトの靴を履かせておぶっていたら

靴を脱がせろと男性に叱られたことがあるの

思い出した


臨月近く お腹パンパンの妊婦は

バスで立っているのはキツイのよ

座りたい❗️

カワロか?と男性が聞きながら

いいよねと 自問自答のワラエナイ話もあった


少子化対策も


お年寄りに優しい

広めの階段も 


使う立場で見え方が変わる

障害者用

車椅子用のステップが、あったような?


時刻表通りにバスは運行

時間厳守が求められているか


少子化対策も必要だけど




相手の立場と思いやり


忙しさと 

 余裕のなさで消されないようにしょう