このみらい美術館は
歯科医療と関わりがあるようで
同じ建物内にあるのは
歯科医療専門学校や歯科医院
エレベーターで2階にあがり
バカラが飾られたショーケースが
左右に並ぶエントランスの先を
左に曲がると美術館の入口がありました
展示室自体はこじんまりとしていますが
すべて写真撮影オッケーでした
しばらくすると
受付にいたスタッフの方が
展示室に入ってこられて
もしよければ簡単に説明しましょうか
と言ってくださったので
是非にとお願いしました
今回の展示の中で
エミール・ガレが実際に関わった作品は
フランスの薔薇という名の大壺と
この茄子型ランプの
2つの作品だけとのこと
それじゃあ
ガレと表記のある他の作品は
エミール・ガレが亡くなったあと
親族らが継承した工房が制作した
模様になる部分だけを残し
不要な部分のガラスを溶かす
酸化腐蝕彫刻という
ものすごい高度な技法による作品です
ガラスに絵付けしたとしか思えないほど
細かな作品に仕上がってるモノも
最後に入口の左右に展示された
キョウチクトウのランプと
藤の花のランプを見て
エミール・ガレとガレ工房に関する
マンツーマンのギャラリートークは終了
その後は、ほかの方も一緒になって
アルジー・ルソーの作品についての
ギャラリートークがスタート
同じガラス製品なのに
全く技法が違っていて
ペースト状のガラスの基となる材料を
型に詰めて焼く方法で
模様がくっきりとしない分
やんわりと可愛らしい雰囲気の作品が
多いように感じました
さて
こんなに詳しい説明をしてくださったのは
美術館のスタッフの方ではあるけれど
学芸員ではないというのだから驚き
はっきりと確認はしませんでしたが
おそらく歯科関係の方かと思われます
展示室のほかに、小さな別室があり
バカラや
ラリックが飾られている
引き出しのつまみは
鳥の頭に、なぜか蛇が・・
この木目を利用した模様の家具は
名古屋のヤマザキマザック美術館でも
お見かけしましたが
まさか横浜でもお目にかかれるとは
このタイプの家具を作る人(工房?)は
何人か(3人くらい?)いらっしゃるそうで
作者が同じかどうかは不明ですが・・・
いつも拝聴できるのか
たまたまこの日だけだったのか
わかりませんが
ギャラリートークのおかげで
とっても濃厚な鑑賞ができた
みらい美術館ですが
開館日は、金・土・日・祝のみで
月~木の平日は休館です
ちょっと、ここからは
地元民にしか分からないですが・・
横浜駅から美術館に向かう時は
中央郵便局と崎陽軒のところから
地上にあがり
若干、迷走した感がありますが
美術館からの帰り
ただひたすら真っすぐ歩いてたら
地下への階段があったので
そこから降りてみたら
横浜そごうの隣のスカイビルでした
断然こっちの方がわかりやすい〜
お手洗いにも行きたかったので
そのまま横浜そごうに入ったついでに
店内のカフェで
アップルパイと珈琲で
ひと休みしてから帰りました