コロナウィルスのおかげでこども食堂も扉をしめざるを得なかった数か月。という事で、10月は「アート体験とこども食堂」は2回の開催です。今回はその2回目。毎回、どうやろうかと庭田さんとN姫を中心に話し合ってもらってそのアイディアをみんなでまたさらに練るという調子です。岡村王子と私は「もりあげ隊」というか「もりあげたい」つまり、「盛り上げて差し上げたい」の二人です。
今回のこども食堂は秋らしく「読書の秋」。子供たちにおなじみの物語を朗読と歌と音楽で綴るアート体験の60分。だからお皿の上もたくさんの物語を詰め込むことにしました。N姫が考えてくれたのは
・かぐや姫
・はなさかじいさん
・桃太郎
・スイミー
・星の王子様
と盛りだくさん。
まずは竹に見立てたちくわに赤いウインナーを入れてかぐや姫をつくります。
海苔を細かく切って目と鼻を丁寧にピンセットで漬けていきます。大変だけれど、出来上がるとかわいい。海苔の帯をまいて出来上がり。あまりにかわいくて岡村王子もにっこり。最後にお皿に盛りつけるときにはその隣にアスパラの竹林とタケノコを添えました。
海苔の帯をまいて出来上がり
はなさかじいさんの桜の花はハムで、
スイミーはやっぱり海のものなので魚肉ソーセージで型抜きします。お星さまと猫で型を抜きます。こちらはかぼちゃとさつまいもで型抜き。
お星さまはチーズでも型抜きします。残ったさつまいもとかぼちゃはご飯に混ぜて秋のご飯。
海のものと山のものという事で、庭田さんが用意してくれたのは鮭とキノコの炒め物。
キノコを炒めて 鮭も切って
山のものと海のものの秋の競演!
これにおいしいコールスローを用意して、野菜もたっぷり。型を抜いた残りのハムとソーセージはサラダに混ぜます。残ったチーズは炒めたウインナーに絡めます。
桃太郎は何といってもきび団子。小さなお団子と一緒に小さな鬼に見立てたチョコレート菓子を添えました。
こうしてできたお皿の上の絵本!
今回は絵本の考案者のN姫が子供たちに、言います。「どんな物語がこの中に隠れているのか、当ててみてね!」
(最後まで手を抜かずに盛り付けていく。お皿の上の絵本です)
今回の食べる絵本は大人気で子供たちもぺろりと食べた後に、一人ひとりがウインナーのチーズ炒めも食べてくれました。
「お代わり~」」の声も鳴りやまず、プライパンも炊飯器のおかまも空っぽです。
嬉しいね。
(ヨコヤマ)