ミュージカル「ルードヴィヒ~Beethoven The Piano~」(3回目)を観に行きました。

 

ルードヴィヒweek。3回目の観劇。
持ってる中で一番前方の席(福士さんの先行で当選🥹🙏)

初日と昨日はチェロ奏者は男性でしたが、今日は女性。演奏者も日によって変わっているみたいです。

作品の考察を書こうと思いましたが、なかなかまとまらないので、好きなシーンや演出について書きます。

リプライズ含めて全部で20曲?だと思います。
全部で15曲だとすると、リプライズが5曲かな🤔
→4回目観たとき数えたら、15曲+リプライズが2曲かな?と思った。

【ストーリー概要】
修道女ドミニカを訪ねる「作曲家の先生」。
かつて「マリー」と名乗っていた彼女に、彼がルードヴィヒから預かった手紙を渡す。

ドミニカは、手紙を読む間ピアノを弾いてくれないかと彼に頼む。
そして、手紙を開けるとそこには、ルードヴィヒがマリーに伝えたかった彼の人生が綴られていた…。

「私は一度死んだのだ」
ここから、始まる。

【好きなシーン】
「他には何も要らない、僕の耳を返してくれ!」
運命を呪い、抗い、もがくルードヴィヒ。
中村倫也さんが素晴らしい。圧倒されて胸が苦しくなる。

聴力を失う絶望から立ち上がる。
♪静寂も音楽 沈黙もメロディ♪
「生まれ変わる」瞬間の歌。この歌が良い🥹
福士さんの歌をバックに芝居をする中村さん。二人の感情が大爆発😭
このコラボは前半の見どころ。

「僕はもう、限界なんだ…」
追い詰められたカールが、ルードヴィヒに向き合い、ぶつかり、心が砕け散る。
(福士さんの絶望する演技に注目)
ここの中村さんと福士さんの歌〜第九(歓喜の歌)までが後半のクライマックス。
二人の迫力が凄まじい😭

⚠️以下は演出上のネタバレが含まれます。※表現の見解は私見です。



【効果的な小道具たち】
①ピアノのカバー
最初に現れる晩年のルードヴィヒが、カバーを取る。
これが物語の始まりを表す。
そしてピアノを優しく抱きしめる(この福士さんがとてもステキ)。
懐かしさ、愛おしさが溢れている。

外したカバーを楽しそうに身に纏い、走る少年ルードヴィヒ。

最後も、晩年のルードヴィヒがピアノにカバーをかける。
彼の人生(=彼の音楽=ピアノ)に幕を閉じることを象徴している。

②ランプ
冒頭で修道女が持って入ってくる。
ルードヴィヒがデスクに持って行き、置く。
そのままラストまでデスクで火を灯し続け、これを修道女が消すと幕が下りる。
素敵な演出だと思う。

③天井へ続く階段
印象的な階段(実際は、ボックスが階段状に並んでいるもの)。
下から見ると、ピアノの白鍵と黒鍵に見える。
どういう仕掛けなのか観察すると、白いボックス状の物の裏に、黒いバーが付いていた。
これがストーリー終盤で崩壊する。
カールの、ルードヴィヒの、それぞれの未来への想いが断たれたことを表している。

④薔薇
幼少期を過ごした「ローズハウス」、背景に描かれていて時折現れる薔薇の花、歓喜の歌で舞い落ちる花びら。
薔薇が象徴するものは何なのか?ここはまだ考え中…😶→「夢の象徴」4回目観劇のレポートに記載。

照明と音響もとても良い。
耳鳴りを鋭い光と音で表現していたり、スポットが多めで、目と耳で受け止める作品になっている。

上演台本・演出:#河原雅彦 さん
訳詞:#森雪之丞 さん
音楽監督:#立川智也 さん

出演:#中村倫也 さん #木下晴香 さん #木暮真一郎 さん #高畑遼大 さん・#大廣アンナ さん(Wキャスト) #福士誠治 さん

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