ミュージカル「ルードヴィヒ~Beethoven The Piano~」(4回目)を観に行きました。

 

ルードヴィヒweek、4回目の観劇。
今日は注釈付きの2階席(下手側中央寄り)。
ステージ端が少し見切れていて、チェロ奏者が見えなかった。

2階からよく見えたのが、舞台装置。
回転する円形のステージ部分(盆の部分)。
3つのパーツから成っていた。
グランドピアノ(模型)が乗っている中心の円と、その周りに円環が2つ。
外側の円環は、とても効果的に使われていた。これは上手いな。

5曲目くらいの福士さんの歌が好き。
タイトルは分からないけど、♪静寂 耳をふさぐ沈黙♪から始まる歌。
♪外に出してくれ♪のところが圧倒される。

マリーとウォルターの訪問シーン。
回想している壮年ルードヴィヒが酒を注いだグラスを、青年ルードヴィヒが取って飲む。
時空をシンクロするところが好き。

「田園!」でピアノに横たわる福士さん。意外とガタイがいい人なんだな、と思う。ピアノが小さい?

最初に登場した中村さん。
なんだかカワイイんだけど、すぐに髪をかきむしり、上着を脱ぎ捨て、ネクタイも外してしまう(あれま)。

⚠️以下はネタバレが含まれます。



"未来へ繋ぐこと。そのためになし得ることとは何か?"

ルードヴィヒに出来なかった「後継者を育てる」こと、これを夢破れたマリーがやっている。
「私の夢が誰かの夢になって、そのまた誰かの夢になって、いつか違う未来が広がったら…と思うのです」

そして、ルードヴィヒが無理をしなくても、世の中に彼の音楽を受け継ぐ者がいて、新たな音楽を紡いでいたという事実。
彼の音楽は永遠で、血縁も面識も関係なく、未来に繋がっていく…。

壮大なんだけど、ルードヴィヒが生きた世界と同様、静かに終わるエンディングが心地良い。

ラストナンバーはマリー。
これはレクイエム。
彼女が歌う中、3人のルードヴィヒが手を取り、光の中(キリスト教的な表現で天国)へと消えて行く…。

薔薇の意味をずっと考えていて…。
最後にマリーが♪花は夢♪と歌うので、夢の象徴なのかな、と思った。
・ローズハウス=マリーとルードヴィヒの夢の出発点
・背景の咲いた薔薇=夢が叶う
・舞い落ちる花びら=満開・絶頂(+夢破れる)

上演台本・演出:#河原雅彦 さん
訳詞:#森雪之丞 さん
音楽監督:#立川智也 さん

出演:#中村倫也 さん #木下晴香 さん #木暮真一郎 さん #高畑遼大 さん・#大廣アンナ さん(Wキャスト) #福士誠治 さん

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