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山本加津彦 ブログ

作曲家 山本加津彦のブログ 

・日テレの水曜10時のドラマ「ヒガンバナ」の主題歌、

JY「最後のサヨナラ」を作詞・作曲させていただきました。
http://www.ntv.co.jp/higanbana/
ドラマは今日で第6話でここからの展開が面白くなってきそうです。


・本日、2月17日発売の
クリス・ハートのシングルのc/w、「ゆいざくら」を作詞・作曲させていただきました。


思い入れのある曲で、歌詞がとても良いと思うので是非聴いてみてください。
















今年は、昨年までやってきたことを大事にしながらも、
今までできなかった新しことにもどんどんチャレンジしようと思います。

毎年、目標を立てていますが、結局出来ない事の方が多い。。
今年は本気でやります!

心機一転ブログもHPもリニューアルする予定です。

よろしくお願いします。














被爆70年 8月6日「広島愛の川」川沿い大合唱、
たくさんの方々に支えられ、事故も無く無事終えることができました。
本当にありがとうございました。



「 愛する我が子に 頬ずりし 姿川面に映す日々  
  誓おうよ 川に向って 怒り 悲しみ 優しさを 」    


2年前この詩を預かり、曲を作った後、中沢さんが未来への希望を託したこの川で、子供達が歌い繋ぐ、そんな歌になればと思い、この被爆70年から送り出そうと決めました。

皆が祈りを捧げる8月6日のこの場所は、それに一番相応しい場所でした。


そのために一年以上前から動いていましたが、
でも、この大事な年に、そんな初めての試みを簡単にさせてもらえるはずもなく、川の調整会議に出たもののそんな無茶なことやめときなさいと、役所には8月の平和記念公園で100人以上の歌なんて危険なのでと許可をもらえず、更に、5月のフラワーフェスで大合唱した学校の子供達は市の行事で8/6は参加できなくなり、既に歌える合唱団には8月は埋まり予定が合わず、

これは無理かなと思った2ヶ月前、


とうろう流し実行委員会の方々が、中沢さんのこの詩なら、ここでやってもいいよと受け入れてくれました。


でも、今まで歌ってくれた子供達は参加出来ないので、学校を回り一から募集のチラシを配ったのが、1ヶ月前。
全校生徒に配っても、各学校応募は数人ずつ、なんという効率の悪さ、でもそれが結果的に良かった。自主的に手を挙げた思いのある方々が集まってきてくれました。

一年前最初に訪問した学校の子達が会いに来てくれ、小さくてフラワーフェスには出られなかった子達や、親子で3代で参加してくれた家族、東京から参加したいという親子、中沢さんの最後の講演を聞いたという方、
それから、生徒6人を連れて来た若い先生は、中沢さんが生前学校を訪問したとき、新任の自分の授業を見てくれたんだと、だからここへ子供達を連れて来たと。

本人はいなくても、確かに残された思いが人を繋ぎ、150人以上の人が集まりました。


半月前の最初の練習。ほとんどが歌は初心者。でも、奇麗に整っていない一生懸命な声が、逆に胸に響きました。

そこから引き寄せられる様に、地元の歌手の方々も集まり、10日前には夏まゆみ先生が振り付けを付けてくれると申し出てくれ、島谷さんや登紀子さん、財満さんやTEEさんも駆けつけてくれて、素晴らしい人達でこの詩を川に流すことが出来ました。

2年前広島に来たときは一人でした。でも、この歌が人を繋いでくれて、気づけばたくさんの方々が支えてくれていました。
本当にありがとうございました。

でも、今年やって終わりだと、あまり意味が無いと思っています。
思いを繋ぐために歌があり、それは未来へ託された思いだから、この先続けて行くことこそが大事だと思います。
まずは、被爆80年へ。

その時は大きくなった子供達が、また次の子供達に繋いでくれると信じています。

実はこちらの日程が決まるのが遅くて、バラバラになってしまいましたが、同じ8月、別々の会場で、いろんな子供達がこの歌を歌ってくれていました。僕が知っている限りでは、800人くらいの子達が。
いつか、一つに集まって歌ってほしいです。
それぞれの思いを持って。

どうか、最後まで平和を願った方達の思いが、報われます様に。








ハフィントンポストに掲載して頂いた記事で、僕が「広島愛の川」を作る事になった経緯を丁寧に書いてくれています。

http://www.huffingtonpost.jp/aport/song-hadashi-no-gen-hiroshima_b_7828184.html


8月6日のたった15分のために、1ヶ月も仕事を止めてしまいながら、自分でも大丈夫かいなと思いますが、

記事を見て改めて初心にかえる事が出来ました。


是非読んで下さい。


昨年、作曲させて頂いた「はだしのゲン」の著者、中沢啓治さんが書き遺した詩「広島 愛の川」ですが、
この歌のあるべき形をずっと考えていました。

今年は被爆70年で、中沢さんが詩を考えたその場所で、その思いを、子供達を中心に歌い継いでもらいたいと、8月6日に原爆ドーム前の川沿い、とうろう流し会場で大合唱してもらおうと、準備しています。

ただ歌うだけでなくて、更に10年後の被爆80年には大きくなった子供達にも歌ってもらおうと、未来に繋げて行く企画で、そのために歌を同時に録音、撮影もします。

その資金をクラウドファンディングで集めることになりました。
<詳細URL>
https://a-port.asahi.com/projects/ainokawa

詳細はこちらを見て頂いたらわかりますが、思いを寄せて頂ける方々にご支援頂き、みなさんの力で実現したく、こういう形で集めることになりました。

僕も普段の仕事から離れてしまい、中々両立出来ず不安になりますが、作曲者として、あるべき場所までちゃんと送り届けなきゃいけない時があると思い、頑張ります。

少しでもご協力頂けると嬉しいです。
宜しくお願い致します。