おはようございます。


週末の米国市場は特に目立った新たな材料はありませんでしたが、ダウは利益確定売り優位で反落、ナスダックは小幅に続伸して史上最高値更新と、マチマチの結果で取引を終えました。


日経、TOPIX、グロース250指数先物は利益確定売り優位で反落して取引を終えました。







◇今週の主要イベント

25日㈪
米国新築住宅販売件数


26日㈫
コンファレンスボード
消費者信頼感指数


28日㈭
米国GDP

ミシガン大学
消費者信頼感指数


29日㈮
米国市場休場
PCEデフレーター







今週はFRBが重要視する物価指標の一つであるPCEデフレーターがメインイベントとなります。


発表当日の金曜日は米国市場は休場のため、上下どちらにも市場予想を大幅に乖離する結果となった場合は月曜日以降に大きく動きそうです。


しかし今回のPCEデフレーターよりも来週の雇用統計の方が注目度が高いため、若干市場予想を上回る程度のインフレ率上昇なら、一時的に下落しても、トレンドが変わるほどの影響はないのではないかと見ております。


今週28日は3月期末の権利落ちですので、日経現物は配当分の262円下落して、先物価格にサヤ寄せされます。






◇主要指標のテクニカル

日経は先週は爆上げで史上最高値を更新してきました。



多少過熱感はある株価水準ですので、先週空けた窓を埋める程度の調整の可能性はありますが、先週に続き史上最高値更新展開がメインシナリオと見ております。


米国市場も先週は3指数揃って史上最高値更新となりました。






こちらも多少過熱感がある株価水準ですので、赤の25日移動平均線水準までは調整する可能性はありますが、先週に続き今週も史上最高値更新展開がメインシナリオと見ております。


グロース250指数も先週は反発してチャネル内に戻す値動きとなりました。




しかし先週末の先物市場の下落率は大きく、月曜日は戻り売り優位の展開が想定されるため、今週は再度下値サポートラインとの攻防展開がメインシナリオと見ております。


ドル円は先週は教科書通りなら、日米金融政策イベントを受け、日本の金利は上昇して、米国金利は低下し、日米の金利差は縮小したのだから円高になるはずですが、そうはならずに円安基調が加速しました。




この要因は日銀は利上げをしましたが、先々の利上げ幅は年内に0〜0.1→0.25%程度で大きくはない、という向きが強いこと。


米国はFOMCがハト派という見方で金利は小幅に低下しましたが、直近のインフレ率は上昇しているのに先々は本当に利下げできるのか?という向きが強いため、先々は日米の金利差はあまり縮小しないのではないか?という向きで円安基調は進んでおります。


今週は大きなイベントが少ないため、想定外のサプライズがなければ、先週に続き為替介入が警戒される152円台を強く意識した値動きがメインシナリオと見ております。








◇まとめ

先週は日米金融政策イベントを通過して日米市場ともに史上最高値を更新しました。


今週もゴルディロックス相場継続で史上最高値更新展開がメインシナリオと見ておりますが、日米市場ともに多少過熱感はある株価水準ですので、日柄調整or軽い値幅調整があっても不思議はないと見ております。


グロース250指数は先週はリバウンドしましたが、今週は赤の25日移動平均線に上値を抑えられる可能性があり、微妙なところではありますが、どちらかというと戻り売り優勢展開がメインシナリオと見ております。


◇日経予想レンジ
40000〜41500円


◇情報ソース
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