勃発する42億人市場に挑む企業 | 株式情報 コロの朝ごはん

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日本経済新聞、金融新聞や産業新聞他株に影響のありそうな朝刊の記事をピックアップ。

証券営業18年のひねりとディトレーダー好みの銘柄をご紹介。

忙しい朝に簡単な栄養のある朝ごはんを採りましょう。

2011年9月30日(日)台風接近 午後は雨に


・中間層ビックバン 勃興する42億人市場に挑む企業。
 中印2ヵ国だけで19世紀・産業革命時の米英の100倍の人口規模を持ち、当時の10倍のスピードで経済成長を遂げている。
 産業革命の1000倍に相当する「経済爆発」が起きている。
 新興国の巨大な中間層は2025年までに42億人に。消費額は世界の半分30兆ドル(約2340兆円)

・底辺から攻めろ:
 東アフリカ・ケニアで静かなる「情報通信革命」起きている。
 英携帯通信大手ボーダフォン2007年導入したモバイルマネ―「Mペサ」により、銀行口座の無い人でも携帯を使って入出金出来る。
 2007年5万人だった顧客を今や1500万人に増やしている。

 勃興する新興国の中間層取り込む秘訣は「底辺から攻めろ」
 まず貧困層に手の届く商品を届け、やがて中間層に育った段階で上位商品売り込む戦略。

・エリア集中作戦:
 フマキラー <4998> [終値271円]世界最大の蚊取り線香市場、インドネシアの勢力図を塗り替えている。
 零細小売店1つの会社の1商品を置くスペースで一気に商圏トップに。ジャワ島で営業3人車で1ヵ月1000軒ペースで訪問。
 3か月続けて郡で1番になったらほかの郡に移るローラー作戦を続ける。
 インドネシア事業2012年度経常利益15%増611億ルピア(約5億円)と前者利益の7割近くに。

 スズキ <7269> [終値1515円]子会社マルチ・スズキ展示場。週末ごった返す。
 店内並ぶ小型車やセダンなど新車月150台ペースで売れる。「地方都市や農村の伸びはすごい」
 08年200程度の地方店舗が今は600店に。売上高25~30%は地方が占める。主戦場は地方に移りつつある。

・ニーズを読み解け:
 コクヨ <7984> [終値634円]2011年ベトナム文具市場で記録的なヒット。「ドラえもんノート」キャラクター入り好まれる。

 トルコ年収5万ドル(約400万円)世帯は2005年40万世帯だったが15年には150万世帯に増える見通し。
 パナソニック <6752> [終値516円]停電多いトルコで充電池内蔵型コードレス電話投入。
 ダイキン <6367> [終値2023円]省エネ性高めた家庭用エアコン販売始める。

・スピード勝負:
 ウォルマート、アフリカ各地に店を構える南アフリカ小売り大手マスマートを24億ドル(約1900億円)で買収。

 フランステレコム15億ユーロ(約1500億円)でエジプト携帯通信会社買収で勝負に出る。

・日本でも新興国の消費者取り込みにかける企業が増えている。
 
 天馬 <7958> [終値806円]※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://kabucoro3.toypark.in/index.html

 船舶用塗料で業者シェア首位の中国塗料 <4617> [終値376円]※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済
 http://kabucoro3.toypark.in/index.html

 ニチコン <6996> [終値552円]※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/koroasamembers/

 ニフコ <7988> [終値1803円]※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://kabucoro3.toypark.in/index.html


・新興国・中間層の爆発的な拡大テーマに運用する主な投資信託過去3年間の運用成績は多くが1割以上の収益を上げる。
 日経平均株価連動する投信の成績はマイナス9%。
 運用成績トップは約2.1倍の「タイ投資ファンド」「JFアセアン成長株オープン」は3年間で41%の成績に。

 ブラジル株対象投信の運用成績はオリンピック開催など海外マネー流入し過ぎた反動でさえず。投資しやすい価格まで調整進んだとも

・1960~70年代にかけて日本が経験した高度経済成長、家計の年平均所得は45万円(60年)から139万円(70年)に拡大。
 テレビ、洗濯機、冷蔵庫の「三種の神器」急速に一般家庭に普及。中間層の目安は年収5000ドルと。

・中国株低迷。26日上海株式市場、主要指数上海総合指数は心理的節目となる2000を一時割り込む。市場では「頼れるのは政府だけ」。
 上海総合指数は中国の景気減速鮮明となった4月末から13%下落。2012年1-6月期の上場企業全体の純利益ふは中間期3年ぶりの減益に。
 
・欧州中央銀行(ECB)が資金繰りに陥った国の国債を無制限に買い取る計画、9/6に発表以降市場の関心はスペイン政府の出方に。
 ボールはスペイン側に投げられた状態に。政府首脳からは支援申請に慎重な発言が相次ぐ。
 10月中に※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://www.koronoasa.com/koroasamembers/

・10月1日新日鉄 <5401> [終値160円]と住金 <5405> [終値117円(9/25)]合併して新日鉄住金 <5401> [終値160円]誕生。
 粗鋼生産量でアルセロール・ミタルに次ぐ世界2位となる。海外競合他社に比べ採算性が低く、株式時価総額比較では4位に。
 設備の集約度合いと円高・ウォン安要因。

・ノルウェーの政府年金基金、世界の株式の1%を保有するともいわれ、一挙一動に投資家が注目。 

 パイオニア <6773> [終値191円]ノルウェー政府年金基金保有6.47% 関東電化 <4047> [終値125円]5.49%
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・世界では約60のソブリン・ウェルス・ファンド(SWF)が存在。
 資産規模は足元で合計5兆1334億ドル(約400兆円)と日本国内総生産(GDP)にも迫る。再び増加傾向に。

・米景気の足を引っ張っていた住宅部門が温まり始める。
 25日発表S&Pケース・シラー住宅価格指数は前年同月比1.2%上昇、市場予測平均(0.8%上昇)超える伸び示す。
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・会社がわかる 特集コマツ <6301> [終値1537円]日立建 <6305> [終値1263円]どう立ち向かうか。

 中国建機市場が急速に縮小。油圧ショベルの市場規模2012年1-8月期8万2400台と前年同期比40%減。年間で減少すれば8年ぶりに。
 リーマンショック後実施した4兆元(約50兆円)の景気対策の反動。
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 地場最大手三一重工11年12月期売上高507億元(約6200億円)と2年前の2.7倍に拡大。販売シェア12.0%とコマツ抜きトップに。
 躍動の背景はなりふり構わない安値攻勢。

 米キャタピラー中長期で市場拡大続くと見て生産能力14年までに10年比4倍に高める計画。
 安値販売姿勢で出遅れていたシェア上昇傾向に。

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 株価回復には「中国インフラ投資の回復が条件」との見方多い。「中国の景気悪化が進むほど建機株の買い場は近づく」と指摘も。
 景気刺激のため、中国政府が大規模な財政出動に追い込まれるとみる。

 コマツは昨年10月※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://kabucoro3.toypark.in/index.html


・不動産投資信託(REIT)が騰勢高めている。
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・非鉄金属の国際価格に早くも天井感も。
 欧州の景気回復には目途つかず中国での公共投資の効果は年末以降と景気動向先取りする非鉄金属相場は停滞感漂いつつある。

・OUT Look:今週の株式相場は日経平均株価は8700~9000円で推移。中国との対立と円相場の高止まりが株価の上値を抑える。
 輸出依存度の高い景気敏感株よりも内需銘柄を選好する動き続きそうと。
 先週日経平均株価は週間で2.6%下落。足元では※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://kabucoro3.toypark.in/index.html

 反発のきっかけは海外経済指標。
 注目は中国製造業購買担当者景気指数(PMI)と米サプライマネージメント協会(ISM)製造業景況感指数(いずれも10/1発表)

・Wall Street:今週の米株式相場はもみあいか。9月の雇用統計や製造業景況感指数の発表相次ぐ。
 相場上昇には新たな※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済 http://kabucoro3.toypark.in/index.html


・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派34%(前回比-2)弱気派32%(同+5)中立派34%(同-2)
 中国の景気減速や日中関係悪化に対する懸念から企業業績の先行き警戒感高まる。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場はアジアを除き総じて下落。欧州問題の先行き懸念から欧米市場が軒並み下落。
 週間騰落率1位上海2.9%(年初来▲5.1%)2位フィリピン1.0%(年初来22.3%)3位タイ1.0%(年初来26.7%)18位日本▲%(年初来4.9%)
 25位スペイン▲6.3%(年初来10.0%)24位フランス▲5.0%(年初来6.2%)23位ギリシャ▲4.7%(年初来8.6%)

・ランキング:3月末と比較して上昇した時価総額100億円以上の銘柄ランキング

 1位コスモス薬 <3349> [終値7170円]騰落率71.94% ドラッグストアの勝ち組に。低価格志向の消費者掴む。

 2位光通信 <9435> [終値4135円]70.02% 好採算データカードLTEサービス対応商品想定超。 

 3位カルビー <2229> [終値6840円]62.28% 海外展開のスピード好感。持続的な収益の成長期待が投資家の支持集める。

 7位カカクコム <2371> [終値2937円]35.47% 主力「価格.com」意外のサイトからの課金収入が伸びる。

 21位アステラス <4503> [終値3965円]16.62% 米国で新薬承認のニュース続く。がん領域参入の結果が出始める。

 39位日東電工 <6988> [終値3720円]11.54% 脱「テレビ銘柄」収益基盤の安定性が評価されている。

・スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)普及でデータ通信量が爆発的に増え、従来のインフラでは許容できなくなる。

 LTE(ロング・ターム・エボリューション・長期的な進化)の導入で先行はNTTドコモ <9437> [終値126600円]
 対応端末販売台数600万台超。13年3月末LTEサービスの人口カバー率約70%に達する予定。

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 携帯電話3社2013年3月期設備投資額、ドコモ約7350億円、ソフトバンク約6000億円、KDDI約4500億円の見通し。

 イー・アクセス <9427> [終値15070円]
 無線を使って携帯ゲーム機、タブレット端末とつなぎインターネット接続できるWi-Fiルーターの販売伸ばす。

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