アイドル

プロの歌手さんやダンサーさんではなく、必ずしも、美人さんでもない「どこにでもいそうな普通のちょびっと可愛い女の子」が、①アイドルグループに所属して、幾ばくかの技量と機会を与えられ、而して、②アイドルとしての行動規範とアイドルグループの一員としての規律を血肉化することで、

物の女優さん、プロの歌手さんダンサーさんという――普通、その辺にはいない「チョコレート」さん――ではない、謂わば「ビスケット」でありながら、チョコレートに匹敵する、時には「チョコレート」を凌駕する感動を社会に与えることも――その「ビスケットの生地」さんに<運>があれば――可能な存在。換言すれば、美味しい美味しい「ビスケット」とその「ビスケットの生地」が「アイドル」なのではありますまいか。

 

・AKBは終わりました、以上。
 http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/78799c7bb9ac3777b26578910b435b9f

 

 

畢竟、--歌もうまくなくダンスも下手で、スタイルもまあ普通の、そして、

必ずしも「美人」さんでもない--極普通の女の子が、そのシステム

に入ることで「アイドル」になるAKB48グループという運動体。

 

而して、その運動体の中で、その普通の

女の子たちの方は、

 

>将来自分がなりたい「自分」を見つける

>あるいは、その見つけ方を見つける

>そして、その「そのなりたい自分」になるためのトレーニングを受け、

 ディスシプリンと機会と運を獲得する

 

そんな時空を提供するシステムとしての、そんなAKB的なもの

としての<アイドルグループ>が、変わることはあっても、

終わることは、しかし、ないのではないか。

と、わたしたちはそう思っています。

 

繰り返します。

大事なことなので、

繰り返します。

 

蓋し、どこにでもいそうな、でも、ちょびっと可愛い女の子。

そんな普通の女の子が、尋常ならざる普通ではないパフォーマンスを

チームのメンバーとしては行う現象。この事柄。この<物語>を

世間では「アイドル」として表象認識しているの、鴨。

 

・日本人の究極の美意識としての<ほどほど>が一番可愛い? 
http://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/194b3d7b67adfb75f64f5d429fc6e2e2

 

 

 

蓋し、このわたしたちの定義から見た場合の、NMB48の「安田桃寧」は「アイドル=美味しいビスケット」の理念型――マックス・ウェーバーの言う言葉の正確な意味での「理念型」――である。この認識は贔屓序列(宮脇咲良➡田中美久➡福岡聖菜➡安田桃寧➡・・・)とは別の位相と次元で間違いなく成立する。そうわが家では認識しています。要は、「安田桃寧さん=ビスケット姫」ということ。

 

▽いよいよ、鴨➡NMB48 ”Team M 安田桃寧☆センター”  

 https://ameblo.jp/kabu2kaiba/entry-12402612371.html

 

ならば、而して、

桃寧さんは「ビスケット姫」なのですから

所謂「論理の整合性」の観点からは、

このリブロ記事のテーマは、

 

>Team M 安田桃寧☆クッキー [❌]

 ⬇ ⬇ ⬇

>Team M 安田桃寧☆ビスケット[◎]

 

が正しいのだと思います。

ただ、他方で、実は、

 

英語の音声面において、「鹿児島弁≒イギリス英語」に対して「関西弁≒アメリカ英語」説を弊ブログは掲げておりまして、このことを考慮した場合、弊ブログとしても、<アメリカ英語>の母語話者である、桃寧さんが、「ビスケット」(イギリス英語)のことを「クッキー」(アメリカ英語)と呼ばれる分には、まあ、桃寧、じゃなかった、寧ろ、より本物らしい(more authentic)表現とも言える。

 

・イギリス英語の入門書紹介

 ――役に立つのにお洒落で楽しい「イギリス英語」の招待状のようなもの

 https://blog.goo.ne.jp/kabu2kaiba/e/2387050ede4ca0a2947e1c5783157128

 

いずれにせよ、「ビスケットがビスケット」を作った――「ビスケットがクッキー」を作った――というこの記事は、吉本的に面白いだけではなくて、NMB48どころか日本のアイドルグループ文化の本質を穿ったもの。歴史的意義を帯びるエポックメーキングなものかどうかは、今後の桃寧さんのアイドルとしての<運>次第にせよ、間違いなく、スマッシュ炸裂の座布団3枚ものではある。そう思いリブロさせていただきました。

 

 

 

▼安田 桃寧(NMB48 チームM)ももねの桃色クッキング

 https://youtu.be/uSEcwzAKLOg

 

 

▼桃寧さん、おめでとうございます。 (^_^)v\(^_^)/

 

安田桃寧 【NMB48】@momone_0608


選抜入りすることができましたー!✨😆

私を信じて応援してきて下さった皆様のおかげです。

選抜入りしてからが勝負だと思うし、まだまだ今の自分に満足していません。
これからも、変わらず応援をよろしくお願いします💛
本当にありがとうございます🤗 pic.twitter.com/YOGCsEkiiZ

 

 

 

 

<追記再録―「アイドル」って何?>

尚、「アイドル」ていうのが今一つわからへんねんけど、という皆さまのご参考に、

「専門書」(⬅冗談半分ですが良書です)から関連する部分を引用転記しておきます。

◆アイドルとはどんな仕事なのか?
 ――中森明夫『アイドルになりたい!』(ちくまプリマー新書・2017. 4.10)より転記

 

アイドルって何?
歌がうまくない。ダンサーとも違う。美人とは限らない。
スタイルばつぐんじゃない。いったい何のプロなのかな?(ibid, p.13)

アイドルは歌がヘタだ、とよく言われる。
ダンスだって、・・・あきらかにプロのダンサーとは違う。
かわいい女の子ってこと?
でも、・・・アイドルグループで一番人気の子が、【AKBグループの前田敦子さんや、
指原莉乃さん、NMB48の山本彩さんのように】美人とは限らない。(ibid, p.12 )

<アイドルは「好き」になってもらう仕事>
<アイドルは欠点が魅力>⬅【松田聖子さんの「O脚」のように】
アイドルに大切なものは・・・▽「運」(ibid, p. 128)

 

【だから、街角で偶然もらったチラシ(偶然見かけたポスター説もあり。本人に聞いても正確には覚えていないらしい)をみてオーディションに応募した引っ込み思案の千葉の中学生の少女が<前田敦子>になった経緯。あるいは、だから、ほとんど「引きこもり」の埼玉の小学生の少女がAKB48に出会い、10年後、AKBグループの正統なエース<渡辺麻友>になったのは神慮としか言いようのないことなのだと思います。彼女達は秋葉原で神様に<なりたい自分を見つけるための方法論>をいただいたの、鴨ということ。而して、】

 

アイドルとして成功する子は・・・【渡辺麻友さんがその理念型だけれども】
「友達のいない子」
「携帯電話もっていない【のと同じくらい携帯電話をあまり使わない】子」(ibid, p.136ff)

 

【アイドルになりたいのなら覚悟しなさい! アイドルになれば、】
きみは【今までの】友達を失う(ibid, p.139)

【そして、】恋愛禁止(ibid, p.142ff)
明確なルールはなくったって、アイドルの世界では、
ほぼ暗黙のうちに恋愛禁止だ。
それは、みんなわかってる。(ibid, p.142)

ファンの多くは、アイドルを疑似恋愛の【あるいは「アイドル育成ゲーム」の】対象として見る。だからCDをたくさん買ったり、サイン会や握手会へかけつけたりして、お金を支払う。【アイドル業界というのは】そういうビジネスだ。(ibid, p.143)
【ならば、一般論としては、】アイドルが特定のファンや、あるいはアイドルどうしで恋愛して、それを公言していたら、たちまち人気をうしなうだろう。実際、・・・【そんな】アイドルがいっぱいいる。

これでは【スキャンダルを「芸の肥やし」というより、寧ろ、<武器>や<梃子>にして一層活躍する、極々一握りの例外の存在は、寧ろ、グループ全体やアイドル業界全体から見れば「徒花」であって、】ビジネスにならない。そこで【渡辺麻友さん(まゆまゆ:まゆゆ)の尾木プロとかサッシーの太田プロ、岩田桃夏ちゃんのShowtitle とかのアイドルが所属する】事務所サイドやマネージャー、運営はアイドルに恋愛禁止を申しわたす。(ibid, p.143)

【ファンのマジョリティが同性の女性だから、アイドル業界よりもこの規制が緩やかなはずの宝塚歌劇団と比べて見ると分かりやすい、鴨。あの宝塚歌劇団には「恋愛禁止ルール」などはない。しかし、<宝塚>は恋愛禁止ではないけれど――特に、男役のスターさんは!――、交際している場合、交際していることを退団まで絶対に悟られないように振る舞われる。そして、交際を公表するとすれば<寿退団のサヨナラ公演>の舞台終了後の挨拶の際に、(時には、自分の後任の)組長さんから促されて、嫌々ながら照れながら行うケースが、多分、専科を除き全5組トータルで10年に2回あるかどうかというとこ。アイドル業界でなくともそれくらい、この「恋愛禁止」を巡るルールはそのビジネスにおいて大切にされているということ、鴨。】

【念のめに、アイドル志望のきみに言っておこう】
バレなきゃいいじゃん!って思うかもしれないね。
でも、バレるんですよ。ブレークしたら、絶対に。
【AKB48の前田の敦子ちゃんも、柏木のゆきりんもそれで一時期――バラしたとおぼしき親友との絡みで――人間不信になったとかならなかったとかの都市伝説にことかかないくらいだから、アイドル業界は!】世の中は、そんなに甘いもんじゃない。

恋愛を取るか、アイドルを取るか?
確実に選択をせまられる。(ibid, p.143)

【最後にノウハウの伝授。】
さっきも言ったけど【cf. ibid, pp.137-138】、
写真には気をつけたほうがいい。恋人と撮った写真は、
きみがアイドルになったら必ず流出する。(ibid, p.143)

 

 (以上、転記終了。【】内はKABUによる補足、為念)

 

 

・・・ビスケット姫・安田桃寧さんのイメージ、鴨