一昨日から「叱るしつけ」の問題点についてお話しています。

ここでは、叱る、叩くなど直接罰を与えるようなしつけのことを「叱るしつけ」と表現しています。


今日はその続きで、最後のお話します。


⑥攻撃性を目覚めさせる場合がある

叱るしつけによって犬の攻撃性を引き出してしまう場合があります。特に体罰は攻撃性を引き出す危険性が高いです💦

犬は叱られる(体罰)を受ける理由は理解できません。飼い主に攻撃されていると感じ、自分を守るために攻撃するという事があります。

人を咬むことによって、自分の身を守ることを覚えると、その後同じような状況になると咬むようになります😭


⑦飼い主に対する不信感を持つ

問題行動の中で最も深刻なのは、「犬が飼い主を咬む」という犬の問題行動です💦

飼い主さんは、毎日不安な気持ちを抱えたまま生活することになります。どういうタイミングで咬むかわからない場合には、いつ咬まれるかわからない不安を常に抱えるのです。


実は全く同じことが体罰を受けた犬でも見られます🐶

飼い主は犬に咬まれた理由がわからないと思って、犬にも飼い主から叱られる(体罰)理由がわからないのです。

仮に「飼い主の眼鏡を壊した」という理由があったとしても、犬は悪いと理解することはできません。

犬の世界では自分が見つけたものを壊しちゃいけないルールは無いからです。

この時に犬を叱る(特に体罰)ことで、犬は飼い主に対して不信感や恐怖を持ってしまうようになり、信頼関係を築くことが困難になってしまいます。


以上が「叱るしつけ」の問題点です。

いかがだったでしょうか?

叱るしつけの問題点や難しさを考えると、万人向きではないです。

犬猫もビクビクするよりも、リラックスして日々過ごしたいでしょう。


ぜひこれらのことをふまえて、日々犬猫とどう接していくのか、考えてみてくださいね✨

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました😊