加藤登紀子 | カブログ君の音楽と旅

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グループは日向坂・櫻坂・乃木坂・STU・カラオケバトル出場者等10代の若者中心に紹介しています。
アイドルは谷口愛梨・上村ひなの・筒井あやめ・渡辺莉奈、歌手は佐久間彩加・伊沢友香が推しメンです。

私の好きな曲vol.18(アラ・ブガチョバ:100万本の真紅のバラ)


http://www.youtube.com/watch?v=oIFmhye6fqw&feature=related


 日本では加藤登紀子でお馴染みの100万本のバラですが、ロシアで流行った流行歌です。

作詞はヴォズネンスキー、作曲はライモンド・パウルスですが、このライモンド・パウルスはラトビア出身の作曲家で、ソビエト崩壊後に独立したラトビアでは日本で言う文部大臣に相当する役職を歴任した人物です。

元々は”百万本のバラ”として作曲した歌ではなく、ラトビアの作詞家レオン・ブリディスの詞で、ブレジネフ体制末期の1981年に”マーラが与えた人生”として世に出ます。

 ところがラトビア語の歌ですからロシア人には歌詞の意味がわからないので、放浪の画家ニコ・ピロスマニをモデルにヴォズネンスキーが叙事的な詩をつけて、ソビエトの大歌手アラ・ブガチョワが歌い”百万本の真紅のバラ”として世に広まりました。


 次に1981年にアイヤ・クレレが歌って世に出した”マーラが与えた人生”を紹介します。

ラトビア語の歌です。

スウェーデン、ポーランド、ロシアに蹂躙された小さな国ラトビア。

幸薄い母娘3代の人生を通して、ラトビアを語っています。

 子守唄のような優しい語り口に込められた”悲しみ”を汲み取ってみてください。

最後に小さな子供がサビの部分を歌っています。

ドキッとすると同時に”ラトビアはどうなるのだ?”と 突き落とされるような思いと共に、この歌が作られたソ連真っ只中の出口の見えない時代に引き込まれる思いがしてしまいます。

 政治色を抜きにしても、とても心に響く歌だと思います。”百万本のバラ”のロマンチックな華やかさも、”マーラが与えた人生”の染み入るような慈しみも、どちらも愛です。

下のURLの下の方に♪ここをクリック♪がありますからクリックすると100万本のバラの原曲”マーラが与えた人生”を聞く事ができます。


http://byeryoza.com/topic/log2006/mara.htm