『ネコロビ』30「ネコロビ。大丈夫か?」 「うーん。夢か」「だいぶ、うなされとったぞ」「オレの体…」ネコロビは自分の手を顔の前まで持ち上げて人間の体だということを確かめてホッとしました。隣には雪男のゴンが2mの毛むくじゃらの体でネコロビの顔をのぞき込んでいます。いつの間にか、雨が降っています。ぬるくたいお湯みたいな雨でした。木が雨をさえぎってくれます。「雨はホンマに降りやったんやな…」「そうズラ」