Bel Canto: la voix de l’alto / the voice of viola/Cedric Tiberghien

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 要はヴュータンのヴィオラ作品集なのだが、ヴィオラ・ソナタにカプリッチョ、エレジーだけでは収録時間が短いので、ヴュータンの音楽を器楽によるベル・カントとみたてて、同時代のベル・カント音楽をシャッフルしたもの。
 未完の初期のソナタをカップリングする手もあるが、ホ短調ソナタと比べて面白さは落ちる。
 ヴュータン作品の合間にドニゼッティやベッリーニのオペラ・アリア編曲、マザスのドニゼッティに基づくパラフレーズ、カシミール−ネイの無伴奏ヴィオラのための前奏曲をちりばめている。
 カシミール−ネイは本名ルイ−カシミール・エスコフィエという19世紀のヴィオリストにして作曲家。マザスはヴァイオリニストで,ヴァイオリン二重奏なんかが学習者には有名だ。

 奏するはタメスティとティベルギアン。タメスティはまさにプリマドンナと化して、甘やかにそして押し出し強く歌う。ティベルギアンの冴えたピアノが切り込みを入れていく。
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