株式市場オーバーナイト概況(2024年8月16日) | kab13の株式投資情報

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【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●材料銘柄 
●本日の予定
●本日の決算発表予定


Worldwide Index (主要指数&コモディティ)

米国市場動向:セクターでは朝から一般消費財・サービスが上昇。持株会社のBerkshire Hathaway(BRK)4-6月期に株式持ち分を追加したことが明らかになった化粧品のUlta Beauty(ULTA)+11.2%上昇。Tesla(TSLA) +6.3%Amazon.com(AMZN)+4.4%。情報技術は、Nvidia(NVDA)+4.1%Micron Technology(MU)+6.5%と半導体が反発。良好な決算と強気の見通しを示した通信機器のCisco Systems(CSCO)+6.8%。素材や資本財といったシクリカルも上昇した。一方で不動産はインフラREITが売られ、セクターは小幅安。



US時間外

出来高は昨日と同様に落ち着いている

 

◇上昇銘柄◇

ABSI(バイオテクノロジー): 2Q決算は芳しくなかったが、最大6つの新しい腫瘍治療薬を開発と発表

VCEL(生命科学): 重度の熱傷を負った小児患者の治療薬ネクソブリッドのFDA承認を取得

 

◇下落銘柄◇

SHIM(インフラ建設): 2Q決算が不良、EPS -$1.60と予想の-$0.31から大きく下方乖離



日本株ADR

総じて上昇。

小売り・サービス業界においては値上げで消費者の慎重姿勢から伸び悩みを懸念

 

◇上昇銘柄◇

5201(AGC) 昨日、SMBC日興がPT上げ、堅調継続

6302(住友重昨日のGDP速報値から設備投資が堅調。機械株に買い

 

◇下落銘柄◇

6367(ダイキン) GSが「中立」に格下げ、PT 22,000円(前回:33,000円)



本日の新聞見出し

NIKKEI Prime お盆版(過去記事)▼

・ソフトバンクG、特許出願急増の兆し 孫正義氏のAI革命

・テスラに見るSDV戦略 CPUに余力、センサー先読み搭載

・ランサムウエア、身代金支払いはタブーか ニコ動も被害

 

▼日本証券新聞▼

・ニチレイ 好決算のディフェンシブ銘柄 大和は目標株価4500

・アニメ銘柄、暴落でも好調 テレビ、映画の業績牽引

・カウリスに追い風 マネロン対策は喫緊の課題 金融庁「モニタリング強化」要請へ

 

▼日刊工業新聞▼

・明電舎、生成AI導入 米アンソロピック最新版 議事録作成など効率化

・東ソー、来月クロロプレンゴムを値上げ

・企業向け研修サービス市場 今年度3.6%増5800億円 矢野経済研

 

▼日経MJ

・潤い復活 日本から エスティ・ローダー、ブランド磨く 酒造コラボ、京町家に店

・「おうち英語」月1,000円台 アプリでゲーム/AIがカリキュラム SNSでママ友 口コミ

・中国版「ZARA」、機能性衣料も 年3050店、タイにも進出 AIで顧客の声拾いDB



本日の相場

本日の日本株相場は堅調な推移を想定する。昨晩発表された米7月小売売上高は市場予想を超過、ウォルマート(WMT)も好決算を発表。消費の底堅さが確認され、ソフトランディングへの期待が高まったことから米主要3指数は揃って大幅上昇した。昨日発表の日本のGDPでも個人消費も強く、景況感の底堅さが感じられる結果となった。引け後に決算を発表したアプライドマテリアルズ(AMAT)は実績・見通し共に堅調。時間外ではやや売りに押されているものの、昨日のSOX指数は約5%高で、本日は国内の半導体株に買いが広がるとみる。今晩米国では州別失業率が発表予定。7月の雇用統計が弱含んだ要因が7月頭に米国南部を襲ったハリケーンによる一時的なノイズであったことが確認されれば、米経済に対する安心感が更に広がりそうだ。

 

〇半値戻しは全値戻し

昨日、日経平均は一時711日の史上最高値から85日安値までの下げ幅の半値戻し(36,791円、ザラバベース)を達成した。日経VI278/15終値)と、荒い値動きは落ち着きを見せつつある。夜間の日経先物は約1,000円高で推移しており、上値を試す展開が続こう。ただ、37,000-39,000円は今年4-6月にもみ合った価格帯であり、戻り待ちの売りも多いと思われる。目先は、200日移動平均線(36,957円)や、節目の37,000円を下値に売りをこなす展開となりそうだ。

 

〇引き続き好配当・好決算株に注目

リバウンド相場が続くなか、株価の下落で利回り面での魅力が高まっていた好配当株に引き続き注目したい。日経平均高配当株50指数は日経平均を上回る速さで回復しており、注目度が窺えよう。出遅れ感のある金融セクターや、配当利回りが魅力的なコマツ(6301)、キヤノン(7751)、日立建(6305)に注目したい。また、相場が波乱推移となる中でも、好決算を発表した際の株価は素直に反応している。日立(6501)やアシックス(7936)、フジクラ(5803)や三菱重(7011)は強気スタンスで臨みたい。



材料銘柄

  • トヨタ (7203): 「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価は3500円-水戸証券
  • ダイキン工 (6367): 「中立」に格下げ、目標株価は22000円-ゴールドマン・サックス
  • ANA (9202): 台風7号、Uターンラッシュ直撃-航空便や新幹線の運行取りやめも
  • 三越伊勢丹 (3099): 「買い」に新規格付け、目標株価は3000円-ジェフリーズ
  • 住友ファマ (4506): 「中立」に格上げ、目標株価は500円-JPモルガン
  • マツココ (3088): 「買い」に新規格付け、目標株価は3000円-ジェフリーズ
  • 日産化 (4021): 「買い」に格上げ、目標株価は5600円-シティ
  • コスモス薬 (3349):「買い」に新規格付け-ジェフリーズ
  • しまむら (8227): 「買い」に新規格付け、目標株価は1万円-ジェフリーズ
  • サンドラッグ (9989): 「ホールド」に新規格付け-ジェフリーズ
  • ツルハHD (3391):「ホールド」格付け再開-ジェフリーズ
  • ウエルシア (3141): 「ホールド」に新規格付け-ジェフリーズ
  • Jフロント (3086): 「買い」に新規格付け、目標株価は2500円-ジェフリーズ
  • 高島屋 (8233): 「買い」に新規格付け、目標株価は4000円-ジェフリーズ
  • 薬のアオキ (3549): 「買い」に新規格付け、目標株価は3900円-ジェフリーズ
  • UACJ (5741): エフィッシモの株持ち分が17%に上昇-変更報告
  • サンケン電気 (6707): エフィッシモの株持ち分が25.4%に上昇-変更報告
  • アダストリ (2685): 「買い」に新規格付け、目標株価は4800円-ジェフリーズ
  • ニシオHD (9699): シンフォニーの株持ち分が13.4%に上昇-変更報告
  • フジッコ (2908): 「アンダーパフォーム」に格下げ-東海東京