77:1わたしは神にむかい声をあげて叫ぶ。
わたしが神にむかって声をあげれば、
神はわたしに聞かれる。
77:2わたしは悩みの日に主をたずね求め、
夜はわが手を伸べてたゆむことなく、
わが魂は慰められるのを拒む。
※その悩みのときにそのすべてを神にたずね求め、
 その御言葉を一つ一つ考えてきた意味である。
 そして、その手を夜のうちに求められれば、夜半でも手をあげたことがある。
 わが魂は慰められるのを拒む。
 この意味は、その心の中にあるキリストの真実を知り得た頃の復讐心の意味である。

77:3わたしは神を思うとき、嘆き悲しみ、
深く思うとき、わが魂は衰える。〔セラ
77:4あなたはわたしのまぶたをささえて閉じさせず、
わたしは物言うこともできないほどに悩む。
77:5わたしは昔の日を思い、
いにしえの年を思う。
(このまま)
※キリストの意味を知り、その咎の重さに苦しめられ、その魂は衰え果てていた。その檻の中で飼われている現実の厳しさである。

77:6わたしは夜、わが心と親しく語り、
深く思うてわが魂を探り、言う、
77:7「主はとこしえにわれらを捨てられるであろうか。
ふたたび、めぐみを施されないであろうか。
77:8そのいつくしみはとこしえに絶え、
その約束は世々ながくすたれるであろうか。
77:9神は恵みを施すことを忘れ、怒りをもって
そのあわれみを閉じられたであろうか」と。〔セラ
(このまま)
※その意味を完全に知りえるまで、コーランの意味の解釈ができるまで、
 わたしはその咎に苦しめられた。
 それまで見たことは、記された意味の世界の崩壊状況である。

77:10その時わたしは言う、「わたしの悲しみは
いと高き者の右の手が変ったことである」と。
77:11わたしは主のみわざを思い起す。
わたしは、いにしえからの
あなたのくすしきみわざを思いいだす。
77:12わたしは、あなたのすべてのみわざを思い、
あなたの力あるみわざを深く思う。
77:13神よ、あなたの道は聖である。
われらの神のように大いなる神はだれか。
(このまま)
※やがて、その記された意味の解読の意味が、己の運命を伝えているとは考えなかった。その神とは誰か…問いかけである。

77:14あなたは、くすしきみわざを行われる神である。
あなたは、もろもろの民の間に、その大能をあらわし、
77:15その腕をもっておのれの民をあがない、
ヤコブとヨセフの子らをあがなわれた。〔セラ
77:16神よ、大水はあなたを見た。
大水はあなたを見ておののき、淵もまた震えた。
77:17雲は水を注ぎいだし、空は雷をとどろかし、
あなたの矢は四方にきらめいた。
77:18あなたの雷のとどろきは、つむじ風の中にあり、
あなたのいなずまは世を照し、地は震い動いた。
(このまま)
※全地に起きる災いの根源の意味を悟ることが大切なのだと、わたしはその意味を伝える。