ＣＳチケット狂想曲

　「チケット購入の列にお並びいただいているお客様に申し上げます　ただ今、１・２戦とも指定席の残数が非常に少なくなってきております　お並びいただいている途中でも、チケットが売り切れになる可能性が十分予想されますので、予めご了解いただけますようお願い申し上げます　繰り返し申し上げます　チケットの残数が、大変少なくなって。。。」

　「ったく何度も何度もうるせーなぁー　並んでる連中は同じなんだから、１度聞けばわかるよっ　」

１週間後に迫ったセリーグクライマックスシリーズ「巨人ｖｓ横浜」の、チケット購入の列に朝から並び始めて既に３時間。さっきからその列の前後を、まるでチケットの完売が自分等の手柄のように声高に叫びながら行き来する警備員たちにムッとしながら、それでも何とか入手出来ないものかと心の中で手を合わせる

本当はこんなはずじゃあなかった　先週東京ドームにわざわざきて、発売日をプレイガイドに確認した時は、チケット購入するための抽選整理券の事前配布があるなんて、一言も言ってくれなかったじゃないか　なので発売開始１１時の２時間前程度に到着して並べば、ビジターの横浜応援席はある程度確保出来ると踏んでいたのに、こんな目に合うとは

　「続きまして、第１戦の３塁側指定席Ｂ，Ｃ、第２戦の外野指定全席完売となりました」

　「うるせーよっ　あぁあと３０人くらい。。。何とかまわってこい」

　「ハイッただ今、１，２戦とも連番すべて売り切れました残りはバラ席わずかになりますまたそれ以降は、すべてお立ち見席の販売となりますのでご了承ください」

　「うるせーっつーの　こっちはわざわざこのために上京してくれる盛男の分も買いに来てるんだよ　てめぇーらなんぞに、勝ち誇られる覚えはないわっ　あと２０人」

　「ハイッＣＳチケット指定席、すべて完売となりました後はお立ち見席のみの販売となります」

　「」

結局５時間粘って購入出来たは。。。１，２戦とも立ち見席　くそっ

ゴメン盛男　当日は早めに行っていい場所確保するから、ベイスターズの応援よろしく

とんだチケット狂想曲である。