いつもありがとうございます。

ぽーぽきです。

さて、前回の続きです。

雨の山形市野草園から、「日本一の芋煮会」会場を経て、やって来ましたのは、山形県東根市にある「ナガトロ美術館」です。

山形県東根市は、将棋の駒の生産地「天童市」に隣接し、さくらんぼの生産地として有名です。

到着しました。

お寺に隣接する敷地に、旧家の蔵を移築、リノベーションした美術館です。外観もエントランスも落ち着いていて、良い雰囲気です。

師事する先生方の作品展が開かれています。

入り口では、看板猫のきなこちゃんがお出迎え。かわいすぎて写真を撮るのを忘れました。

まずは一階から。

回廊のように、蔵を囲むスペースに数々のピエゾグラフによる作品が展示されています。

ピエゾグラフとは、作品をデジタル化し、人の知覚に近い画像表現をすることにより、原画の質感を再現しながら、複製を制作するプリント技法です。

蔵の中へ…。

蔵の中には、おひなさま。

テーブルにはお茶とお饅頭。

お心遣いが嬉しいです。

山形市野草園でお見かけした、大阪からの旅行者の方と再会し、お話ししました。お茶っこタイム。こういう出会いも旅の楽しさのひとつです。

そして、２階の展示スペースへ。

印象に残ったのは、ノハナショウブやツチアケビ。山野草だけでなく、果物やキノコ、園芸品種のチューリップなどの作品もあります。

２階には、原画も展示されていました。

原画を目にする機会はあまりないので、筆遣いをしっかりと観察。

先生方の描いたぶどうの絵を見た赤ちゃんが、食べようとして手を伸ばしたという話を聞いたことがあります。

昨年始めた植物画。ちょうどまる一年になります。今描いているのは、一年前と同じシャインマスカット。一周まわって戻ってきました。初めて描いた思い出のモチーフです。

赤ちゃんが食べたくなるぶどうが描けるかな。

山形で育った、まるまる、ずっしりとしたシャインマスカットを相手に、きょうも鉛筆を走らせます。

きょうもいい一日でありますように。

雨の山形〜その２