こんにちは。
今回から、2023年10月7日(土)~9日(月・祝)に乗ってきた鉄道旅の模様を書いていきます。
今回使用した切符は、
「秋の乗り放題パス(7,850円/3日間)」です。
JR線の普通・快速列車の普通車自由席、BRT及びJR西日本宮島フェリーが連続3日、自由に乗り降りできる切符です。
基本「青春18きっぷ」と同内容ですが、違いは3日間連続で使用しなければならない事ですね。一日当たり2,616円で、青春18きっぷ(2,410円/1回)より多少割高になっています。
JR四国にも「四国再発見早得きっぷ(2,400円/1日)(こちら)」という、普通列車限定のお得きっぷがあります。今回もし、四国内だけの移動だったらこの切符の方がお得に移動できましたが。ただ、この切符は、土・日・祝日限定で、前日までに購入しないといけない制約がありますのでご注意ください。
今回の主な目的です。
10月7日(土) JR西日本「SAKU美SAKU楽」乗車、「津山まなびの鉄道館」訪問。
10月8日(日) JR四国「藍よしのがわトロッコ」運行開始3周年記念乗車。
10月9日(月・祝) 鉄印回収の旅「北条鉄道」 ほか。
今回は初日の前半の模様です。
10月7日(土)です。
世間では三連休ですが、私の会社では土曜日は出勤日なので、私は代休を取得し、3連休にしました。スタートは恒例の「琴平駅」です。
駅入り口に大きな横幕が掲げられていますが、「金刀比羅宮大祭」が、毎年10月9日~11日まで行われています。この記事のアップ時は既に終了していますが、今年の大祭の詳細です。
地元の人からは「おとうか(10月10日(とおか))」と呼ばれています。以前、10日の夜には、花火が打ち上げられ、屋台も沢山出ていたので、子供たちの秋の風物詩でしたね。私も子供の頃は毎年楽しみにしていた行事です。ここ何十年も行っていませんが……。
↑駅構内から「こんぴらさん」方面です。
❶琴平駅 7:53発 → 多度津駅 8:08着。
土讃線普通列車 1000型気動車。
この3日間のスタートをきる列車は「1000型気動車」です。
で、よく見ると「1012」でした。実は、先日フリマサイトから
↑鉄コレの「1000型1012」を購入しました。Nゲージのレイアウトに組み入れたいと思います。そこで、実車に近づける様に、各部を撮影し、後日ウェザリングしたいと思います。
↑思った以上に汚れていましたね。
1000型気動車を好きな方は多いのではないでしょうか。私も大好きです。そこで、最近「1014+1041」の2両も我が家にやって来ました。後日紹介させて頂きますね。
❷多度津駅 8:11発 → 坂出駅 8:25着。
予讃線普通列車 7000系電車。
❸坂出駅 8:36発 → 岡山駅 9:19着・
快速マリンライナー14号 223系電車。
この日の「マリンライナー」は大混雑でした。「坂出駅」到着時でも立客がいるほどです。そこで私は、先頭車最前列に並び、何とかかぶりつき場所をキープ(もちろんず~と、立乗車です)。でも前面展望を堪能しながらの乗車なので、あまり苦とは思わないですね。
「岡山駅」到着です。
ホームは大混雑ですね。下り特急「しおかぜ」も、自由席は満席。指定席は若干の空席が見られました(出発前なので、指定席客はギリギリに乗ってくるだろうし、この先の駅から乗ってくる客もいると思います)。
この後コーヒータイムを挟んで、再度ホームに降りてきました。
「岡山駅」は沢山の列車が見られて楽しいですね。
色々見てたら目的の列車が入線してきました。
JR西日本観光列車「SAKU美SAKU楽」です。
この列車には、今年(2023年)5月21日に乗ってきました。今回が2回目(3便目)の乗車になります。
幸いお隣(6B)に人はいなかったので、テーブルを一人で使用することができました。
また、当日「伊予灘ものがたり」等で、良くご一緒になる方にもお会いできました。今日は往復乗車だそうで、座席はボックス席を挟んでの、反対側のロングシートだそうです。
❹岡山駅 10:50発 → 津山駅 12:28着。
SAKU美SAKU楽 2号 キハ40気動車 指定席。
早速車内に入ります。
暖簾をくぐり、車内へ。
早速「記念乗車証」ゲットです。前回のと違ったカードでした(良かった)。これで3種類になりました。
↑前回下り便の「記念乗車証」です。
↑前回上り便の「記念乗車証」です。
↑そして、今回の「記念乗車証」です。
↑座席番号は、網棚の所に貼られています。
↑反対側の暖簾です。
↑運賃の電光表示板です(もちろん金額は表示されていませんが)。
↑車両形式プレートです。
席には、予め予約弁当(お茶付き)が置かれています。
アテンダントさんからは、「袋から出して、そのままお待ちください」と案内がありました。
↑指示通り、袋から出して待ちます。
定刻に「岡山駅」出発です。ホームでは、駅員さんからのお手振りがありましたが、車内から振り返しているのは数人だけですね。四国のお手振り文化は、ここまでは届いてないようです。
車内では、お二人のアテンダントさんに対応して頂いてます。あいさつの後、お弁当の説明がありました。
「ホテルグランヴィア岡山監修特製弁当」の「かえし寿司(3,200円)」です。予約は、指定席を確保後、スマホアプリ「tabiwa by WESTER」での申しになります。四国のものがたり列車の料理は4日前までですが、この弁当の申込期限は7日前までですのでご注意くださいね。
また、この列車、お弁当等の持ち込みも可能ですので、車内で食事したい方は、岡山駅等で駅弁を購入して食べる事もできますよ。
アテンダントさんの指示に従い、掛け紙を外します。
なんと、そこには質素なばら寿司だけが。
でも、ひっくり返すと、
↑岡山の食材がいっぱい乗った、「岡山ばら寿司」に変わります。
「かえし寿司」とは。
その昔、備前岡山の藩主池田光政候は「食膳は一汁一菜」という、質素倹約を奨励しておりました。贅沢を禁じられていた人々は、質素な物を食べざるを得なくなったそうです。
とはいうもののそう簡単に美味しいものを食べたいという気持ちを抑えることも難しいものです。そこでなんとか役人に見つかることなく、美味しいものを食べる方法はないだろうか・・・と考え、編み出したのがこの質素なばら寿司だけがのった返し寿司なのです。
箱ごとひっくり返すとなんとも豪華な寿司が現れるのです。当時の人々はこれに汁を添えて、体裁だけは一汁一菜として役人の目を逃れ美味しいものを食していたのだそうです。
説明等が終り、食べるのですが、後数分で「牧山駅」です。私はここでは我慢して車窓(一級河川 旭川)を見ながら、駅到着を待ちます。
↑とてもきれいな川ですね。
下車駅①「牧山駅」 11:10~11:17 7分間停車。
ホームでは、アテンダントさんがボードを持って記念写真撮影のお手伝いもして頂いてます。
出発3分前と、1分前にベルが鳴りますので、乗り遅れに注意しましょう。
車内に戻り、出発です。
さあ、お弁当を食べたいと思います。
↑とっても美味しいお寿司です(食レポは出来ませんの、自分で食べて確認ください)。
次の停車駅(福渡駅)到着前、旭川を渡りますが、一瞬ですが旭川に架かる「幸福橋」が見られます。
↑幅1.5m、長さ160mの木と鉄橋でできた橋です。
橋は1986年2月に完成。台風やダムの放流で毎年のように流され、修復するたび高さを上げていったという。幸福橋と名付けられたのは約20年前。名前の由来は不明だが「合併で福渡町の名前がなくなり、『福』という字を残したいという地元の意見があったのでは」といわれてるそうです。
下車駅②「福渡(ふくわたり)駅」 11:38~11:46 8分間停車。
地元の方が、シャボン玉でお出迎え・お見送りして頂けました。前回下車時は、駅構内で物販販売が行われていましたが、今回は無いみたいですね。
下車駅③「亀甲(かめのこう)駅」 12:09~12:18 9分間停車。
美咲町の代表駅「亀甲駅」で、9分間停車します。
駅近くに亀の甲羅のような岩(亀甲岩)があることから「亀甲駅」になったそうです。
この駅、香川が生んだ写真家「坪内政美」氏の著書「鉄道珍百景」にも掲載されています。
1974(昭和49)年香川県生まれ。スーツ姿で撮影するという奇妙なこだわりをもつ四国在住の鉄道カメラマン・ロケコーディネータです。『旅と鉄道』をはじめ、各種鉄道雑誌などで執筆活動する傍ら、地元四国を中心にテレビやラジオにも多数出演。四国の町おこしを狙った貸切列車「どつぼ列車」を運行させたり、駅スタンプの寄贈なども行っています。
私がこの本を紹介した時の記事です(2019年掲載)。この時はまだ会ったことが無かったですが、その後何度かお会いすることもでき、お話もさせて頂ける機会も増えました。
今は、第二弾の本も出版されているので、良ければ読んでみてください。
来駅記念で「入場券」購入。記念にスタンプも押してもらいました。
↑JR西日本の入場券は150円なんですね。JR四国は190円です。価格差にもビックリです。
「岡山駅」を出発して、1時間38分。終点の「津山駅」到着です。
今回は、一人だったので前回以上に車窓を堪能したり、アテンダントさんの話も聴くことができました。乗車券+530円で気軽に乗れる観光列車ですね。
最後の一枚の「記念乗車証」をゲットするため、再度乗りに行きたいと思います。
ありがとうございました。