定期検診で病院に行った。

待合室で私の近くの席に70代くらいのおばあさんが娘さんに付き添われて座った。

娘さんが少し席を離れる。

その間に受付の人が問診票を書いてくださいとおばあさんに渡しに来た。

 

 

『メガネがないし字が見えないんだよ真顔

『身長?縮んだしわかんないわよ真顔

『年齢も書くの?真顔

 

 

受付の人苦笑い。

『わかる所だけでいいですからお母さんと言う。

 

 

そうしているうちに娘さん登場。

『すいませ~ん。私書きますから凝視と言うと受付の人は、

『お願いしますお母さんと去って行った。

 

 

しばらくすると一生懸命問診票を書いている娘さんの横でおばあさんはペチャクチャ喋りだす。

娘さん集中して書けない。

 

 

『ちょっと黙ってむかつき

1分と黙ってられないおばあさん。

『黙って!!!物申す

 

 

待合室に響き渡る声。

シーンタラータラー

 

でもわかるよ。イライラするもんね。

言いたくなるよね。

 

 

 

 

診察が終わり診察室から出てくると、何があったかは知らないがひたすら謝る娘さん。

『いいのいいの、気にしないで~。大丈夫ニコニコと言う看護婦さん。

ひたすら謝る娘さんに対し、

『早く帰ろう。昼寝したいのよ真顔と言うおばあさん。

 

 

温度差凄いな。。。

挙句に『アンタ払っといてくれるんでしょ?真顔

『うん。先に帰っていいよ凝視

『自転車の鍵どこかね?真顔

『私が預かってたよ凝視

『イヤだね~早く頂戴。帰るんだから真顔

 

 

 

きっと無くすから娘さんが預かったんだろう。

言い方もうちょっと何とかならんかねタラー

おばあさんは小さな肩掛けかばん1つで、『あぁ~眠い真顔と颯爽と帰って行った。

対して大きな荷物、会計ファイル、処方箋や予約票などを持って大変そうに帰っていく娘さん。

 

 

 

大変だろう。

もう少し優しい言葉かけは出来ないもんだろうか。

気を付けよう...そう思う私でした。

 

 

九十歳。何がめでたい