神戸新聞杯勝利馬が菊花賞を勝てない理由 | 馬券師Kのブログ

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さてさて、ではでは神戸新聞杯と菊花賞の因果関係を考えていきましょう。


神戸新聞杯は2000年の番組改編により関西レース唯一の菊花賞トライアルに。さらに2007年からは菊花賞のとの関連から距離が2000→2400に変更。


しかしながら、ダービーで好走し、神戸新聞杯で勝って菊花賞に出た馬で勝利したのはディープインパクトのみ。去年は1、2着馬が条件戦からのスリーロールスとセントライト記念からのフォゲッタブルという低落ぶりも…


なぜそんな結果になるか?


まぁ、理由は簡単です。求められる適性があまりに違いすぎるから。2400なら中距離適性があれば後は折り合いとラスト3ハロンの切れでなんとか乗り切れますが、3000で求められるの折り合いとラスト4ハロンのロングスパートが求められます。


サンデーサイレンス産駒が出てくる前はダービーと菊花賞は結びつきの強いレースだったようですが…サンデーサイレンス産駒は東京競馬場の長い直線を切れで勝っていく。しかし京都3000は坂を下り始めるラスト4ハロンからのスタミナと底力の勝負になります。だからサンデーサイレンス産駒の成績とは裏腹に、菊花賞でのサンデーサイレンス産駒の成績はそれほどよくありません。(数値は面倒なので気になったらググってみてね☆)


では、なぜサンデーサイレンス産駒で神戸新聞杯1着だったディープインパクトが菊花賞も勝てたか?


答えは走法と血統からくる心肺能力!


走法から見れば、まずディープの1完歩がサラブレッドの平均7,08メートルに対して7,54(天皇賞・春の時点では8,22だったとか!)。ただ、1完歩が長いだけなら他にもトビの大きい馬はたくさんいますね。でもディープがすごいのは2本の脚が同時についている時間が少ないこと。サラブレッドの平均がおよそ0,11秒なのに対して、ディープは0,036秒。


つまり、1完歩が長く、次の1完歩までの時間が短い為距離が長くなればなるほど他の馬よりも速く走れるというわけ。しかも母父がリファール系であるため持久力に優れていたのも強み。たしか心肺機能力の数値も科学的に測っていたんじゃないだろうか…?記憶が確かなら、平均的なサラブレッドの心肺能力の2倍以上があったはず。


ディープインパクトが純粋なステイヤーかといえば、答えはNOだが、しかし距離が延びれば延びるほどディープの強さが際立ったのも事実。天皇賞・春でのこり3ハロンで先頭のなりながら、後続を突き放したレースは感動ものでした。


さて、では今年の神戸新聞杯1着のローズキングダムはたして?


血統的には母系にリファールの血があり3000のレースもこなしそうではあるが、父が神戸新聞杯のレース後引退してしまったキングカメハメハなのはどうだろうか?キングカメハメハは父にキングマンボ、母父にヌレイエフとこちらもスピード・スタミナともに良血がそろっていて死角はあまりない感じ。


エイシンフラッシュが回避することで圧倒的1番人気になりそうなのでできれば飛んでいただきたいのが本音だが、正直切れない…


あまり1番人気、しかも武豊が騎乗では買い目に入れたくないんだけど、血統を考えれば絶対に切れないな…


まぁ、この記事は余談みたいな感じで(笑)


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