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お金の根源を問う、目からウロコの本。

なにげなく当たり前のように使っているお金についてあらためて深く考えさせられます。

自然界では食べ物でも衣料でも建物でも、あるモノは全て少しづつ劣化していく。お金は劣化せず、誰かに預けていれば金利というおまけが付く。その働きは自然界の仕組みに反している。

また、本来、物と物を交換する為の道具であるはずのお金が金利という別の価値を生むのはおかしい。

金利のようにお金がお金を生むシステムは、お金があるところにもっとお金を集めて、格差を生み出していく。金利を支払うために自然界や未来世代からの搾取が横行する。長期的な価値を認めなくなっていく。

現代の問題を突き詰めていけば現在の金融システムに突き当たる。しかし、お金は人間が作り出したもの。作り変えることも可能だという。

みんなに読んで考えてほしいお勧めの書です。