栩葺き・桧皮葺
土曜日の長野県木青連の50周年の式典の翌日は善光寺に行きました。
一緒に福井から長野に来たもくもくさん (左)と銘木屋(右)さん。
前夜狂乱の一夜を過ごした体を御神水で清めています。
お二人は初めての善光寺。
私は5,6回目でしょうか。
本当に巨大です。
国の重要文化財です。
平成19年に修復工事がなされました。
そういや前回来た時は工事中でした。
調べてみたところ、この屋根は「栩葺き(とちぶき)」言う方法で葺かれています。
「栩葺き」は長さ60㎝、10㎜~30㎜位の板を重ね合わせて葺く方法です。
使用された木は「サワラ」。
約260㎥のサワラを国有林から出し、17万枚の栩板を作り葺いたそうです。
すごい量です。
桧皮葺はその名の通り檜の皮を小板にしたもので屋根を葺きます。
そういや先日行った天橋立の近くの篭神社も桧皮葺のようでした。
その他にも木材を使用した屋根には、杮葺き(こけらぶき)や木賊葺(とくさぶき)などがあります。
これらは使用する板の厚みが違うようで栩葺きが一番板が厚く、杮葺きが一番板の厚みが薄いようです。
当然いずれも最近は葺かれること少なく、職人さんも少ないようですし、材料の手配も大変なようです。
また当然莫大な費用もかかります。
今年は福井県小浜市の明通寺の三重塔、来年は本堂の桧皮屋根が葺きかえられます。
いずれも国宝です。
地元福井県のお寺の工事ですし、ぜひ見に行きたいと思っています。
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ニコモコショップ・銘木館のS店長が、