85_警視庁アウトサイダー The second act 3 | mimi 読書三昧

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加藤実秋

角川文庫

2023年2月発行

 

はい、second act シリーズの3冊目。

前回はこちら

 

さてさて、激動のシーズン2 完結編です。

例によってカバー裏の紹介から・・

 

新米刑事・水木直央の母、真由が突然刑事課を訪ねてきた。

知人の女性が、亡くなった夫は殺されたかもしれない、

と言ってるというのだ。その夫・結城達治は1年前、

勤務先で1億円を着服し、失踪していた。

水木は元マル暴刑事の架川、課のエース蓮見とともに

当時の関係者を調べ直すが・・

さらに、鷲見組と警察上層部の黒い繋がりを暴くため、3人はついに

組長の鷲見と直接対決することに。

 

ということで・・無事? 完結しました。

でも・・続き、出て欲しいですよ・・

あ、水木の母親である真由がなかなか良い味を出してます。

個性の強い登場人物が多いですね。

 

そして最後ということか? 解説がありました。

解説者は・・木曜ドラマ「警視庁アウトサイダー」ゼネラルプロデューサー

服部宣之(テレビ朝日)ってことで・・

 

ドラマになってたんですね。全然見ないから知りませんでした。

解説によりますと・・加藤実秋さんの作品は・・小説世界の全てが

「絶妙な塩梅」に満ち溢れてるから、だそうです。

キャラクター同士の関係、縦軸の事件と横軸となる毎話の事件とのバランス

コミカルなパートとシリアスなパート、フィクションとノンフィクションの割合

全てが「絶妙な塩梅」ですって。

 

そう言われてみれば確かにそうかも・・

サスペンスとコメディ、大きな嘘とリアリティ

現実にある制度もしっかり取り入れて。

 

ところでドラマと小説は展開もキャラクターも違うから

結末も違うものに・・ということらしく・・

はい、両方楽しめそうですね。

ドラマを見た、という方も是非!