学童保育・木更津みらい学舎(社会福祉法人天祐会・浪久みさ子施設長)では、4月3日、春休み地域ふれあい学習の一環で、サクラ満開の陸上自衛隊木更津駐屯地のバス見学会を実施し、学童36名、指導員4名が参加した。

学舎を利用する学童の多くは、自衛隊見学は初めてであり、終始、広報班隊員たちによる説明に集中していた。

 子どもたちの中には、東日本大震災の折や、最近では、大島やフィリピンにおける台風災害時の地元自衛隊の活躍を事前学習して見学会に臨む児童もいた。

第1ヘリコプター団の駐屯地とあって、たくさんの展示機種に搭乗することができ、「ヘリコプターのプロペラの大きさ」に、圧倒されたようであった。広報隊員の「自衛隊員になってみたい人?」という質問に、最初はだれも反応しなかったのが、見学会終了時には、同じ質問に、半数近くが手をあげていた。


 対戦車ヘリ「コブラ」の展示見学では、田中重伸駐屯地司令が、学童たちのもとに歓迎挨拶に訪れ、「木更津高校出身のパイロット」と聞かされた子どもたちが、田中ヘリ団長を囲んで話を聞く一コマもあった。地元、木更津市に駐屯する自衛隊員たちとふれあうひと時を過ごしたことによって、平和の大切さや、災害時の自衛隊の役割について、体験的に学ぶことができた。