お祝いの言葉


みらい保育園 青帽子26名のみなさん、ご卒園おめでとうございます。

保護者のみなさま、お子様が本日ここに、無事、卒園式を迎えられましたこと、まことにおめでとうございます。

「卒園」とは、みなさんと保育園とが、「さようなら」をする日です。本当は、先生方もみんな、青帽子のみなさんとお別れするのは、とってもさびしいと思います。

今日の卒園式のみなさんひとり一人の様子を見ていると、みなさんが入園してきた頃とくらべて、ずいぶん、お兄さん、お姉さんになったなあと思います。

みんな、すっごく、しっかりしてきましたね。

みなさんは、初めてみらい保育園に来たときのことを覚えていますか?

ドキドキして、お母さんやお父さんの陰にかくれたり、泣き出してしまいそうなお友だちもいましたね。

おもちゃのおかたづけが、うまくできなかったひともいましたね。

順番がまもれない子もいましたよね。

でも、今は、そんな子は一人もいません。

みんな小学校に入学しても、絶対に大丈夫と言える立派なお兄さん、お姉さんになりましたね。

だから、先生方は、さびしいけれど、ちっとも心配していません。

みなさんならば、ちゃんとできると思うからです。

もうすぐ、小学校に行って、たくさんの新しいお友だちと一緒にお勉強したり、体操をしたりします。

ぜひ、学校を休まないで毎日通える、強いからだをつくってください。

そして、みなさんが持っている優しい笑顔、お友だちのことを考えるおもいやり、そして、いつものあたたかい気持ちを大切にしてください。

先生方は、いつまでも、みなさんのことをけっして忘れません。だから、みなさんも、ときどきこのみらい保育園に遊びにきてください。

みらい保育園の楽しかった思い出を自信にして、小学校でも一生懸命、がんばってください。

最後に、一つ、みなさんに良いことを教えます。いつも「青帽子さんだから・・・」と言って、いろいろと我慢してきましたよね。さすがです。

でも、今日は、悲しかったり、うれしかったりして、大きな声を出して、涙を流して、泣いてもいい日なんです。

みなさんと、お父さんやお母さん、保護者のみなさん、先生方も一緒に涙を流しあえる卒園式、そんな思い出を大切にしてください。

平成26年3月20日

社会福祉法人 天祐会 副理事長

バスの運転手 森田 恵