アガツマダイヤペットのTT系サンバーのバリエーションモデル、今回はラーメン屋仕様です。前回のパン屋仕様と打って変わって、昔ながらの屋台をそのまま載せたスタイルで、我々世代にとっては何処か安心出来る、ミニカーとして安定のモデルです。

古くからトミカをはじめ、玩具としてもラーメン屋台のモデルは多く作られて来ましたが、最近は『屋台』ではなく『キッチンカー』と呼ばれるスタイルが台頭して来た為に、この様な昔ながらの屋台スタイルのミニカーが製品化される事は、少なくなって来ました。

モデルとしての成り立ちはパン屋仕様と同じで、荷台部分を屋台の載せ替えた物で、左右両側が開いて『ラーメン屋ごっこ』が満喫出来ます。屋台内のディテールは細かく出来ており、ラーメン鉢、鍋、麺皿等を所狭しと表現、左側の開きの内側には、ちゃんと提灯がぶら下がっています。また付属品としてノボリと椅子が付いており、これらはパン屋の立て看板の様なペーパークラフトではなく、プラスチック製のパーツとして用意されています。

キャビンのディテールはカラーを除き、ノーマル車と同じですが、ドアに屋号が入っておれば『ラーメン屋ごっこ』を、更にリアルな演出が出来たと思います。また屋号を好きに書き込めるシールを、2〜3枚ぐらい付属してもよかったとも思います。

パン屋仕様もそうですが、軽トラックの活躍舞台の一つを立体図鑑として的確に表した、遊んで嬉し楽しいモデルです。

2011年12月発売 発売当時価格 1.800円(税別価格)