


上毛電鉄仕様と言うよりも、上毛電鉄オリジナルのクルマと言っても過言ではなく、日野BH15の中でも
特に特殊なもので、前後扉を持つワンマン仕様として、現役時代から有名だったクルマです
1966年に赤城山越えの新線道路の開通を見越し購入されながらも、新線の計画中止により
一般の路線用として使用され、1976年に一旦廃車されて放置されたものを、1980年代後半
回顧ブームにのって、メーカーである日野自動車で本格的にレストア、再び定期運行に就任したものの
1993年には運行を中止、更に上毛電鉄のバス事業も1995年に撤退した為、現在は生まれ故郷である
日野自動車に引き取られ『日野オートプラザ』に、一部仕様を改装された上で保存されています
日野のボンネットバス自体がいすゞに比べ残存台数が少ない為、非常に貴重なサンプルとして注目されています
モデルは、本邦初の本格的標準スケールモデルとして登場したもので、製品化が嬉しい車種の一つです
一大特徴であるフロントスタイルの、『剣道の面』と呼ばれる所以となったグリル周りも見事に再現
一方、印象的な後ろ姿は、一般的に多い川崎車体のいすゞとは一味違う、帝国車体のスタイルで
これも一歩間違うと、どれも同じに見えてしまうところを、言葉では表現出来ない独特の雰囲気を
きちんと表現している、流石21世紀に生まれて来た、現代技術により作られたモデルを表わします
また複雑な細い線が多かった、1960~70年代の車体の塗装デザインも、美しくこなしています
第1弾、第2弾と、これまでも製品化された車種で『触り』の部分を垣間見た上で、第3弾において
嬉しいけど予想された車種が登場、次の第4弾も本邦初のモデル化である日産U690ボンネットバスと
徐々にインパクトのある車種が現れるこのシリーズ、製品化の発表がある度に夢でうなされる事になるでしょう
2012年11月発売 発売価格1,990円