


トミカ黎明期のカタログの予告では『いすゞハイウェイバス』となっていましたが
実際に発売されたのは、富士重工R13車体を持つ、国鉄仕様のふそうB906Qでした
その為かどうかはわかりませんが、発表から発売までの期間がずいぶん長く
1973年5月になって、ようやく発売されましたが、前後の品番が1972年中に発売されているので
本来はいすゞとして計画されていたのかもしれず、それが実現していたなら
数台しかなかった『オバQバス』の国鉄仕様『いすゞBH』となっていた可能性があり
バスモデルの歴史上では少々残念ですが、オバQの国鉄仕様は、近年バス・コレで製品化されました
このトミカは、製品の補強の為のバリエーションが多くあり、それはあまりにもマニアックで
気にしなくてよいと思いますが、初期のトミカの観光バスのバリエーションを担った製品でもあるので
それらの方が、バスコレクターとしては重要な製品となるでしょう
スケールは1/156となっており、現在のバス・コレ等と直接比較は無理としても
やはり少々無理があるようですが、箱サイズのトミカでは、他の普通車とホイールも共用する為
これは致し方ありませんし、手軽なおもちゃのバスと見た場合、これで十分な製品です
1970年代の香りが随所から漂うこのモデル、もちろん私のお気に入りのモデルの一つです
1973年5月発売 発売当時価格180円