


本命の乗用車で、1964年9月に発売されました
バンの項でも記しましたが、当時は乗用車は高級品で、街中のクルマは殆どが
商用又は事業用で、商店主が自家用と兼用での使用を考慮したバンをまず発売し
市場の動向を見て、乗用車を発売するのが普通で、他社の例ではダイハツ・コンパーノ等にも
同様の方法で乗用車を発売した記録が残っています
エンジンは、バンと基本的には同じアルミ製800ccで、42psを誇ります
ファミリアは4ドアDXをまず発売し、後に2ドア車の謙価版を発売
その2ドア車にもDXを更に追加しました
その後、クーペの追加やマイナーチェンジで1000cc版が登場しましたが
1967年11月に、二代目ファミリアにモデルチェンジしました
今回のモデルは、『国産名車』からリリースされた2ドアDXで、これまた唯一のモデルです
国産ミニカー初期に、4ドアがモデルペットからリリースされていますが
車種的には、それ以来の製品化で、正に隙間車種ファン待望の、モデルと言えるでしょう
1/43をよくクリアしており、現在のデミオあたりと較べても、少々小さい感じです
フラット・デッキスタイルも、当時のDXグレードのメッキパーツと相まって
豪華さ・・・と、言うよりささやかな贅沢感が、よく表現されています
初代ファミリア、まさか21世紀になって、乗用車・バンとコレクション出来るとは思いませんでしたが
ここまで来れば、バリエーションであった、トラックもなかなか魅力的なので
是非、どこかから製品化してもらいたいものです