１９８１年３月２０日から９月１５日まで
神戸ポートアイランドで開催されました
会場となったポートアイランドは
神戸市が埋め立て造成した人工島で
神戸の中心、三宮から「ポートライナー」で
十数分と、極近い所にあります
道路橋も整備され近代的な町づくりを目指しました
この「ポートピア‘８１」は
現在に至る、地方博のハシリで
特に大成功を収め
開催中１６１０万人の人出と、６０億円の収益を上げました
世界各国や企業パビリオンが軒を連ね
まるで大阪万博の再来かと感じました
オリジナルグッツも多数作られ
キーホルダーやグラスなどは、飛ぶように売れたそうです
これらの中から私が選んだのは
もちろんこのバスでした
当時、折からの輸入２階バスブームと重なって
神戸市交通局が導入した
「ネオプラン・スカイライナー Ｎ１２２」です
それを、トミカに特注して「ポートピア‘８１」の
ライセンス商品とした製品です
その為、通常のトミカより少々高かったと記憶しています
実車とモデルが合致していたのも嬉しい話です
もちろん開催中のみの発売でしたが
割と早く品切れになったようです
私は「ポートピア‘８１」に２回程足を運び
初めは春休み初日に
始発電車で友人３人と行きました
凄い人出で、レストランも入れず
何か露店で売ってたホットドックを食べた記憶があります
次は夏休みに従兄弟と妹と３人です
「この夏一番の暑さ」で
水筒にお茶をたくさん入れて行きましたが
すぐに無くなってしまいました
ですから、神戸のイメージは
今だに「暑い夏の日」です
パビリオンのよく冷えた冷房が忘れられません
今では併設された遊園地「ポートピアランド」も無くなり
会場跡は住宅地とショッピングセンターとなり
寂しい限りです
ただ唯一「ＵＣＣ」のパビリオンが本社に残っていると聞きます
モデルの発売はもちろん１９８１年３月
実車も開催前からこの塗装で活躍を始めていました