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トミカ最初のバスモデルとして

「東名高速バス」が選ばれました

富士重工R13車体の、三菱ふそうB906R国鉄仕様のモデル化です

トミカは箱のサイズを規格化している為

大型車はかなり小さくなり

縮尺は1/156とされています

しかしタイヤホイールも

他と同じにする為に縮尺より

やや大きく見えます

また、このモデルはトミカ初の

バス特注モデルでもあり

小田急百貨店の特注で

「小田急第一回トミカ工場」での物です

トミカの組み立てラインを百貨店に持ち込んだようで

当時としては画期的な企画だったと思います

他にも乗用車やタクシー、クレーン車もあったようで

今では貴重品となっています

箱の帯シールが当日の物の証です

この個体は

当時東京近郊に住んでいた親戚にお願いして

買ってきてもらった物で

無茶を言う小学生でした

今なら全種類お願いするのですが

そこは小学生当時

親が許してくれませんでした

日曜日の昼過ぎに

お袋が出た電話は、伯父の小田急百貨店からでした

「バスでいいの?一台だけでいいの・・?」

多分、伯父はそんなことを言ったのでしょう

「そんなん一台でええから。ごめんねぇ。無理言うて。」

と、言うお袋の返答から察知できます

気が付くのが遅すぎました

あの時、私が電話に出ときさえすれば

他の物も手に入っていたかも・・・・

それから数日経って

郵便小包が届きました

草加せんべいの缶と

待望の「小田急バス」が入っていました

麦茶に草加せんべいを食べながらバスを鑑賞し

「東京は凄いとこやなぁ。ミニカーも特別っちゃ~」と

悦に浸って

夏を満喫していた私でした

「小田急第一回トミカ工場」は1975年7月に開催され

記念としてこの「小田急バス」を含む

8種類が発売されました