私の手元にある八岡海岸の石ころだけでも種類が多く区分けはできません。見た目の模様の面白いもの、また代表的なものだけを画像で紹介します。石に興味のある方は非常に少ないと思われますが、興味のある方はぜひ八岡海岸に来てください、八岡海岸は石ころの宝の海岸です。これらはいずれ標本として公的な資料館等に残すことが出来れは幸いと思います。 

 

瑪瑙(メノウ) 大きなものはないようです。取りつくされて数は減っています。

 

 

水晶原石    

 数は少ないようです。  画像は15㎝の程の物、石全体が水晶であったと思われます。海岸で採取したため、海水、砂等に表面が削られて全体が白く不透明な状態となっています。ただ窪みには小型の水晶がはっきりと見えています。

 
 

 

 

八岡海岸で特に有名なものは枕状溶岩です。露頭付近の物は大きく人にはとても持ち上げることはできません。画像の物は50年以上前に海岸に転がっていたもの(比較的小さなもの)を持ち帰ったものです。かなり風化が進んでおります。大きさのわりにかなり重量があります。

 

 
 

鉄丸石(ノジュール) 八岡海岸の連なりの嶺岡山系からは沢山の鉄丸石が発見されますが、その割に八岡海岸ではみつかりません。

 
ノジュール(へそ石か?) 
これは八岡海岸で採取されたものではありません。海岸から沖合1㎞ほどの小島の岩礁から見つかったものです。鉄丸石と組成が異なるようです。(中に貝化石でも?)

 

 

模様石(専門的な説明はできません、画像で紹介します。)

石英成分に黒曜石の破片か?  黒い成分はガラス質(硬い成分、雲母ではありません) 石ころは両手拳以上の大きさです。

 
 
中等度の礫岩の結合間に石英成分が入り込んだのか?  この石を見た人は間違いなく白ペンキで模様を付けたものだと言います。石のオブジェとして活用できます。
 
 
よく解らないものです。菊花石の始まりか?
 
 
 
糸かけ石(糸巻き石)

 
 
馬蹄状石 大きさはちょうど馬の蹄位の石です。
 
はちまき石

 
メロン石

 

 

亀甲石

 
目玉石(亀甲石?)

 
 
溶岩
八岡海岸に普通のガスの抜けた発砲溶岩がある。何とも不思議なことです。先に述べましたが、この海岸には枕状溶岩があります。枕状溶岩は海中深く(1000m位かな)で噴火しその時の水圧で独特の形状(ガスが抜ける穴等は少ないと考えられます)となります。その後長い年月を経て(プレートテクトニクス)隆起し地上に表われたとされています。ただ下の画像の溶岩は地表で固まった形を示しております。一般的な考えでは地上でも噴火があった可能性をも考えます。ここに大きな矛盾が生じます。論争の元となります。実は下の画像は人口溶岩です。戦時中この付近(嶺岡山系)で蛇紋岩層からニッケルを取り出しました、その時のスラグがこの海岸付近に捨てられたものです。中にはこの溶岩の中に炭化した木片がみつかることもあります。ニッケル採掘があったことを知らない人は不思議に思いますよね。
 
 

色々と石ころの画像を載せ、また模様石は我々愛好者が一般的に総称している名前となっています。学問的な石の名称はわかりません。ただ、八岡海岸にはこの様な石ころが有ることは事実として参考までに載せました。