​発表会の曲《3》

2024年7月31日



7月の終わり。

ついに新潟にも遅ればせながら夏本番となりそうな空気と空。

蝉の声と共に迎えました。

厳しい暑さはこれから、でしょうか。


プログラムのレイアウト作成、進めております。


いよいよ8月。

発表会ご出演者の皆様と、一回一回のレッスンへより一層想いが強くなりそうです。


さて本日は発表会の曲紹介、3回目。


✴︎44名のご出演者と私の演奏曲目を、発表会開催までの間、定期的にご紹介してまいります。


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毎週、月・水・金・日曜日を目安に

ご紹介してまいりますのでお楽しみに。

尚、お申し込み時点での演奏曲目ですので、

当日変更となる可能性もございます。

ご了承くださいませ。

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3回目の今日はクラシック、ピアノの名曲の一つ。


ショパン
ワルツ op.64-2(第7番)



ピアノといえば、ショパンに憧れる方は今も昔も変わらず一定数多くいらっしゃることでしょう。


ショパンの作品の中でも、今も変わらず名曲とされる一つではないでしょうか。


ワルツの7番。


当教室の発表会では、昨年にもプログラムに挙がっております。


ワルツの中でも、1番の「華麗なる大円舞曲」と6番「子犬のワルツ」に並んで不動の名曲。


その「子犬のワルツ」と8番のワルツと共に、《3つのワルツ op.64》として当時出版されました。


そしてショパンが亡くなる前最後に出版されたピアノ曲とされています。

そしてその頃はまさに、9年間連れ添ったジョルジュ・サンドと別れを迎えたとき。



39歳で生涯を終えたショパン。


実は私もただいま39歳。


どんなふうに、人生の波乱を乗り越えながら、愛に生き、祖国を想い、音楽へと心を向けてきたのだろう・・と深く深く考えます。



パリで過ごした最期。

3つのワルツを聴きながら、感じるのは、非常に内省的な作品であること。


ワルツといえば舞踏のイメージがあります。

チャイコフスキーの「花のワルツ」のように、舞踏のシーンとは異なり、ショパンの心の声、嘆きや愛、憂いや繊細さを感じるワルツ。


だからこそ心で奏でたいショパンのワルツ。



そんなワルツ第7番を発表会に選ばれた生徒様は、今年初出演。


そして当教室のレッスンに通い始めて間も無く2ヶ月。

転勤で新潟へ越して来られた生徒様。

ご縁あっての出逢いとなりました。


横浜で過ごしていた間に、大人のピアノレッスンをスタートし、始められたばかりの矢先に転勤。

それでも、当時習ってらした先生のお教室の空気感、そしてなんと先生が新潟出身の方であったこと、まさに引き寄せられて繋がったような出逢いです。


10代の頃、アメリカで暮らしていた時にも現地のピアノの先生にレッスンを受けていらしたというのでまた魅力的です。


横浜で習っていらしたときに、最後にレッスンを受けていたワルツ第7番。


そのまま完成を目指して、そして発表会のその日を目標に掲げてくださいました。


今は、空きを待って、単発レッスンにてお会いしており、一回のレッスンが非常に貴重なところ。

できる限りのことを伝えて、生徒様のピアノライフが新しい新潟のこの地で彩られてゆくことを願いながら私も努めています。



新潟での新しい出逢い。

環境も人も、空気も。


ピアノを通してまた広がる心の輪を願って、生徒様とのレッスンも最後まで精一杯サポートしてまいります。




7月最後のレッスンス日。

今日も素晴らしいレッスンライフとなりますように!