嬉しい出逢いになった
2024年5月30日
ようやくすっきり晴れマークで朝を迎えました。
教室のベランダのマーガレット。
どんどん咲き始めました。
土の入れ替えをしてから眠ったままだなぁ…と思っていたオリーブもようやく新葉が出てきて。
教室がこの場所に移転してきたばかりの頃、看板とライトだけ付けて、教室をリニューアルオープンしました。
「先生、ベランダに花とか置いてみたら良いんじゃない?」
と、ある生徒様からのご提案に、植物の管理にズボラな私が、育てやすいものだけ選んで、なんだかんだと楽しめています。
本当は色々と挑戦してみたいなと思いつつ、自信がなく最低限の形で留まっています。。。
さて5月が終わろうとしています。
今月ご縁あって、5月限定のレッスンにて通ってくださった方との最後のレッスンが、昨日ありました。
お仕事柄、日本国内を出張にて動いて周るライフスタイル。
それでも固定の居住地は新潟市。
5月だけ新潟市にいるので
ピアノを上手に弾けるようになりたくて
レッスンを受けたい
たまたま5月はお休みされている生徒様がいらっしゃる分の余裕ある枠にて、お会いすることを私からも提案して始まった期間限定3回レッスン。
弾けるようにしたい曲も決まっておりました。
6月からはまた別の地へ、渡るとのこと。
様々な地で、その地の空気、文化、方言、人柄、環境に、たくさん触れてこられたんだろう生徒様の空気感は、私にとって新しい風でした。
そして魅力的で。
限られたレッスンで、私なりに演奏においての伝えたいことを絞り、貴重な一期一会のようなご縁に嬉しくなりながら向き合わせていただきました。
最後の昨日のレッスンで、私からご質問をしました。
すると、しっかりその曲を手にして、楽譜を広げてくださいました。
「次、おそらく7月後半には一度新潟に戻ってくる予定です。その時にはまたご連絡したいです。」
県外へ出張に出られて、そのついでに、インド、パキスタンへと向かおうと考えていらっしゃるそうでお話を聞かせてくださいました。
そしてレッスンの最後に、ご自分なりに弾けるようにしたショパンの「別れの曲」の簡単アレンジバージョンを、ペダリングについて教えてほしいと、一曲弾いてくださいました。
出張先で思わず手にしたピアノ。
新潟に戻ってこられたタイミング。
他のお教室を探しながら、当教室を選んでくださったこと。
そしてそこからピアノライフが自分らしく身体に馴染んでいったこと。
手にしてみたい音楽と巡り会えたこと。
「戻ってきたらまたレッスンについて連絡したいです。」
の一声がとても嬉しかったです。
最後は出逢いの御礼にと、すっかりテッパンにしている曲の一つ、「summer」を私が演奏してレッスンを締めくくりました。
「いいなぁ〜、これも弾きたくて。弾こうとして一旦諦めてるんですよ♬」
と温かな表情で話してくださいました。
すっかりピアノを通して心の距離が近づいた気がしました。
この1ヶ月が特別な繋がりなのだろうと思っていましたが、これからも風のようにまたふわりと訪れてくださるのだろうと確信を持てた、空気感で、最後のレッスンを終えました。
素敵なご縁でした。
嬉しい出逢いとなりました。
またお会いできる日を楽しみにして♬
さぁそんな昨日は夕方レッスンの方が、時間繰り上げのご要望で空き時間に変更となったので、最終枠がぽっかり空き、帰る前に1時間みっちり楽譜と向き合って蓋を閉じました。
生徒の皆様にもしつこく促す指使い。
特に和音には、すっかりうるさくなりました。
私も自分自身に。
この赤丸をつけた54の指。
絶対的に53が楽なんだけどなー・・・と思いつつ、次の和音との滑らかな移動を考えると54が適切。
それをしつこく自分の指になぞらせて・・・、
そしてベートーヴェンも第1楽章がなんとか最後まで85%・・?くらいに暗譜到達。
まだまだ次の3楽章という課題が待っているので、気持ちを込めて限られた時間で向き合います。
発表会まで。
目標があることは本当に有り難いです。
そう思いながら、今日も生徒の皆様と素晴らしいレッスンライフとなりますように!