【 城の崎にて 】
志賀直哉の代表的な小説
交通事故で重傷を負った志賀は
療養の為、兵庫県城崎温泉を訪れます
療養中に小さな蜂の死骸に静かな死を感じ
必死に逃げ回る鼠に死の直前の恐怖を感じる主人公。
そんなある日 小川の石の上にいるイモリを驚かそうとして
何気なく投げた小石がイモリに当たり死なせてしまう。
さっきまで生きていたのに次の瞬間死んでしまう不慮の死
自身の大怪我を通じて生と死を問う小説です
「 木の先にて 」
たまたま見つけたカマキリは木の先にいました
黒い影が近づいた瞬間 ヒヨドリに捕まってしまいました
何とか逃れようともがくカマキリは小説の中の鼠のようでした
トンボが蜂を捕まえ食していたのも木の先の葉
おそらく数秒前まで普通に飛び回っていたミツバチ
トンボの強力なアゴになすすべもありません
前回のアサギマダラを撮っていた時の事です
フジバカマの上にいる小さなバッタを見つけ
アサギマダラとのツーショットを狙っていました
突然耳元で蜂の大きな羽音が聞こえたので身をかがめ
次にカメラを覗くと…
バッタはスズメバチに捕まっていました
スズメバチはあっという間にバッタの首を嚙み切って飛び去っていきました
さっきまで生きていたバッタが 次の瞬間死を迎える
何かそんな小説があったなぁ…
そんな事を考えてたら思いついた今回のブログ【 木の先にて 】 です