中離宮を後に 田畑の間の松並木を通り
上離宮へ向かいます
思い出…
僕が修学院離宮を参観したいと思ったのは
ずーっと昔 テレビで見た京都の離宮特集(桂離宮と修学院離宮)でした。
桂離宮が日本庭園の最高傑作と言われる名園に対し、
修学院離宮は比叡山を借景とした庭園
特に上離宮の池(浴龍池)を
空撮で映したシーンは圧巻で
子供心にもよく覚えています。
上離宮の浴龍池は、谷川の水をせき止めて作られ
土堤に石垣で土留めをし
さらにその石垣を目隠しするように生垣が植えられ
下からは池の存在が見えないよう自然の中に調和しています
池はこの生垣(↓)の向こうです。
上離宮の入り口(御成門)に到着
眼下には先ほど通ってきた松並木と田畑が見えます
門をくぐると石段を上がります
石段の両側は高い常緑樹の刈り込みが植えられ
周囲の景色は見えません
たぶん眼下には浴龍池が拡がっているはずですが、
登り詰めるまでその景色を見せないよう趣向されています
そして…
浴龍池(よくりゅうち)
なんて壮大な名前でしょう
昔テレビで見たのと同じ景色に言葉も出ません
池を見下ろす高台には 『隣雲亭』 という建物があり
参観者一行はここで10分の休憩
縁側に座り休息をとりますが
僕はその時間も惜しむように
池の景色を眺めました
パンフレットと重ねてみました (^-^)
休憩後 池の周囲を一周
比叡山の麓 冷たい比叡おろしで池は薄氷
冬ならではの光景を撮り逃しの無いように
写真の枚数もどんどん増えてしまいます (^^ゞ
池を巡り 上離宮の見学を終えると
元の道を下って 参観者休憩所へ戻ります
一時間の参観コースは大変見どころがありました
今回は雪景色が一番キレイな日で幸運でしたが
雪降る中でも、雨の景色でも、春夏秋冬
どの季節も素晴らしい自然と景色が見られます
また申し込んでみようかな
京都に住みながら今まで行ってなかったのを後悔
特に春、秋は申し込みが殺到するようです
是非 京都観光お考えの際は 一考を (^^♪