自分を演出するには ”維持費” がかかる

連休明け早々に雨･･･

連休との別れを惜しむ
みなさんの涙雨でしょうか(笑)。

お天気につられて
なんとなくスローダウンの方も
多いのではないかと思います。

外出の予定さえなければ
私は雨降り、
けっこう好きです。

（条件つき、
本物の雨好きではないのでしょう、笑）

なにより静かなのがいい。

TVの音をうるさく感じるので
TV自体を持っていません。

オーディオ類もありません。

youtubeで
音楽を聴くこともありますが、

かけっぱなし、
というのは苦手です。

雨の日も
雪の日も

外の音を吸収して
しんとするところが好きです。

こういうときに
本とコーヒーと甘いものがあれば
最高の時間になります。

その点、
一人も好きなんでしょうね。

孤独なんですよ、私は(笑)。

孤独を愛する、
なんて言葉もありますが、

私の場合はそんな
かっこいいものではなく、

音に神経が参ってしまうから
静けさを求める

に近いような気がします。

たくさんの情報量が
押し寄せてくるのも苦手で

日に何通ものメールがくるような
仕事もたぶんできません。

ごちゃごちゃした空間も苦手で
できるかぎりすっきり、

ものは少なく
色も少なくしたい。

それなのに

音も色も人も多い新宿に
１５年も住んでいるとは。

矛盾しているんですよ、私は(笑)。

若いころは
都会がいい、都会がかっこいい

と思っていたのですが･･･

いや、
思っていた以上に

思い込んでいた、というか･･･

じゃぁ、この変化はなんなんだ、
ということになるわけですが･･･

思えば、そもそも
そんな価値観なんぞもっておらず、

したがって、

価値観が変わったのではなく、

価値観を偽る体力がなくなってきた

というのが正確なところ
なんて気がします。

思えば小さな子どもの頃から
静かな空間のほうが
ほっとしていたのに

外向的なほうがいいと評価されるのを
見聞きするうちに

外向的な人に憧れたり
そうなろうと努力したり、と

多少の無理というか
演出を覚えてしまった。

それは努力？の末に
獲得されたものだから、

それなりに ”維持費” がかかる。

こころも身体も
コストを払いながら
演出してきた部分があったのだ、

と思うわけです。

４０も半ばになると
そういう ”演出” にコストを
支払う余裕がなくなってきます。

こころも身体も(笑)。

それはある意味チャンスで
いい意味で開き直れるタイミング
でもあるといえます。

人生の後半が見えてきた
心理的なタイミングと

体力の低下に
直面せざるをえない
生物的なタイミングとが

社会的な ”演出” にも
変容を迫る。

若い時の背伸びも
貴重な体験だし
それがあったからわかることが

あるのも事実。

だから、
いい悪いというよりは

自分の内なる声に
耳をかたむける、

とりわけ、

他でもない自分自身には
見栄も演出もなく
素直な対話ができるような
こころの状態を保っていること、

これが大事かなぁ、
と思います。

まぁ、それがなかなか

できないわけですが。

私の場合は

一人時間にそれを

意識するようにしています。

連休明け初日、
いかがでしたか？

ゆっくり眠れますように。

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（2018.05.08）

この記事の補足を書きました。

→　『”内向”とか”外向”とかいうけれど（補足）』

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