昨年暮の衆院選(衆議院選挙)での落選以降、関係各位と今後の身の処し方について相談をさせて頂きました。
その中で、4期務められた藤井訓博県会議員が勇退されることとなり、その後継として地元の民主党組織から出馬要請を受けました。
私(向山好一)自身、相当に悩みましたが、その末にその要請にお応えする決断を致しました。
私の政治活動を振り返ってみますと、震災間もない平成11年に生まれ育った神戸市の阪神淡路大震災復興に尽力したいとの思いで神戸市議選に挑戦し、2期8年間自分なりに地域の発展に尽くさせていただきました。
長期政権による腐敗と荒廃が続く国政に改革の必要性を感じ衆議院選挙(衆院選)に挑戦し、3年間政権与党議員としての経験を踏ませて頂きました。
ただ、その後2度の落選を経験し辛い思いをしました。
特に、多くの方々にご支援やご期待を頂きながら、皆様の思いに報いることができなかったことは断腸の思いでした。
その時に、政治家としてご支援をいただいている皆様に報いる唯一のものは、議会の場で皆様の思いを訴えその実現を図ることで、浪人のままでは皆様のお役に立てないということを痛感しました。
何としても議席を与えていただき、皆さまの思いを政治の場にぶつけていきたいと思っています
また、自民党、公明党、さらに維新を加えた現在の政治勢力の大多数が、景気対策という名のもとにお金稼ぎに偏った政治を推進しています。
それは、経済界や資産家などの社会的強者には都合がいいけれど、会社勤めの方や高齢者などの社会的弱者には都合の悪い「弱肉強食」社会を加速させています。
一方、民主党は結党以来、社会的に弱い人の立場に立った政治を行い、社会保障や教育・子育てといった庶民の生活に直結する制度の拡充を図ってきました。
残念ながら今の民主党は、政権運営の失敗や内部抗争によって信頼を失い、それが政策推進の力をもなくしています。
しかし、この中道を歩む政党・勢力は絶対に必要であり、民主党がそれを担う責務があると確信しています。
それは、国政であれ、県政であれ、市政であれ共通する問題です。
だけど、一度失った有権者の信頼を回復させることは並大抵のことではなく、民主党はもう一度地域から出直して、1つ1つ実績を積み重ねるしかないと思っています。
その意味で、私は、以前にご期待を頂いた「徹底的に税金の無駄使いを排し、厳しく行政をチェックし政治を公正なものに改革していく」ことを県政で実現していきたいと決意させていただきました。
政治を志して16年、高速道路の料金問題等交通体系の改善、神戸港の活性化など地元課題に継続して取り組んでおり、立場は変われどもその気持ちはいささかも変化はありません。
勿論、国政で取り組んだものとの違いはありますが、これからも「保守中道路線」という私の政治スタンスを貫き、会社勤めの方、年金暮らしのお年寄り、将来を担う若者などの立場に立った政治の前進を図っていきます。
4月の闘いは非常に厳しいものになることは覚悟しています。
しかし、地元の発展に尽くしたいという魂を燃やし、さらに昨年の例の事件で信頼が失墜した兵庫県議会の信頼回復に邁進したいとの意を強くもち精一杯頑張りたいと思っております
どうか意のあるところをお汲み取り頂き、引き続きご支援賜りますことを心よりお願い申し上げます。
平成27年1月26日
向山 好一