ボス・ベイビー/ファミリー・ミッション | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:The Boss Baby: Family Business
監督:トム・マクグラス
キャスト:アレック・ボールドウィン/ジェフ・ゴールドブラム/アリアナ・グリーンブラット
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ/東宝東和/ギャガ
公開:2021年12月
時間:107分




一般に,言語などの学習に関する記憶とは別の自分自身についての記憶である“エピソード記憶”は4歳ごろから発達すると言われる。そのため,幼児期の記憶は思い出せないとか。『ボス・ベイビー』で鮮烈にデビューしたテッドも,25年後には赤ん坊の記憶をなくし,投資会社のCEOとして大成功しているという,ある意味衝撃的なオープニングで始まる3年ぶりの続編を今夜は紹介。監督は前作に引き続き『マダガスカル』シリーズのトム・マクグラス。

子犬と死闘を繰り広げたあの出来事から25年。身も心もすっかり大人になったボス・ベイビーことテッド(アレック・ボールドウィン/吹替:ムロツヨシ)はエリート社長として大成功を収め,兄のティム(ジェームズ・マースデン/吹替:宮野真守)は娘のタビサ(アリアナ・グリーンブラット/吹替:芳根京子)とティナ(エイミー・セダリス/吹替:多部未華子)を育てる専業主夫として幸せな生活を送っていたが,兄弟はいつしか疎遠になっていた。そんなある日,悪の天才博士アーウィン・アームストロング(ジェフ・ゴールドブラム)が世界征服を企んでいるとの情報を入手したベイビー社は,ボス・ベイビーの力を借りるため,彼らの元に“ボス・レディ”を派遣する。

しかし,2人の前に現れたボス・レディの正体は何とティムの次女ティナだった。ティナから新たな任務を伝えられたボス・ベイビーとティムは,スーパーミルクで“赤ちゃん返り”し,潜入捜査を開始。こうして2人は,家族と世界を救うため前代未聞のミッションに挑むことになるのだったが…。

“赤ちゃんなのに,おっさん”だった前作のキャラ萌えを逆行させた“おっさんなのに,赤ちゃん”でノスタルジーを匂わせつつ,兄弟愛と家族愛をブチ込んで,細かい疑問はスピード感で煙に巻く。ある意味コメディの王道を,表現に最適な3DCGで楽しませる1本。

オリジナル版ではアレック・ボールドウィン,日本語吹替版ではムロツヨシがボス・ベイビーの声を続投。声の出演は他に,ジェフ・ゴールドブラム,ジェームズ・マースデンなど。吹替版には,宮野真守,多部未華子,芳根京子らが参加している。続編第3弾も準備中とか。


映画クタ評:★★★★


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◆シリーズ一覧◆

ボス・ベイビー』(2018年)