被災地高校生からの復興 -11ページ目

被災地への修学旅行

4月になり年度が替わり忙しい日々が続き更新が途絶えていて申し訳ありませんでした。

新生活にも慣れ初めて、落ち着き始めたので更新を続けたいと思います。





地元気仙沼を離れて生活していると地元の情報が入ってこないので

被災地のことをすぐ忘れてしまいます。

その場所にいないと、「震災」といっても過去のものになってしまいます。

新しい地で出身の話になったときは、自信を持って気仙沼から来たといいます。

震災を気にしてくれる人が多くいて関心が強いことがわかりました。





今日、気仙沼について調べていたらとあるニュースを見ました。

東京にある中学校が気仙沼で修学旅行を実施することを決めたそうです。

震災の影響で気仙沼に来る修学旅行生が激減した中で震災体験を経験するために

修学旅行をするそうです。



観光地としての気仙沼はなくなってしまい、一からのスタートです。

震災教育として、漁業の第一次産業の学習としてなど気仙沼の魅力はたくさんあります。

地引網など沿岸部特有の体験もあります。津波の心配がネックになっていると思いますが、

避難道の整備なども進んでおります。



ぜひ、これから修学旅行だけでなく、課外授業などで気仙沼を訪れていただきたいです。

子どもたちの3・11 東日本大震災を忘れない

2012年3月27日に、「子どもたちの3・11 東日本大震災を忘れない」(学事出版/Create Media編)という本が全国の書店で出版されます。
これは、岩手・福島・宮城・茨城の4県の被災地の10代たちが、1000年に一度という未曾有の大震災を生き延びた体験について執筆したものです。

私たち若い世代がこの歳で1000年に一度という震災を体験したことは死ぬまで忘れないことだと思います。
この辛い経験を次の世代に経験して欲しくないと思い文章で伝えていきたいと思います。
東日本大震災を他人事だと思ってほしくありません。
10代の私たちが書いた原稿がだいたいそのままの形で載っております。
私たちの辛い体験から目を背けないでいただきたいです。

昨年、6月から始まったこのブログのコメントからこの本への入稿が決まりました。
ブログを日記調に書き換え、ブログでは書けなかった内容も本には入っています。

防災や教育や震災の記録としてぜひ、手に取っていただきたいです。


詳しくはこちら
http://createmedia.blog67.fc2.com/blog-entry-70.html

被災地を離れて

先週で震災から一年となりました。
震災当時は情報がなく全国で被害が出ていることも知らず不安な日を過ごしたことが
懐かしく感じるほど一年間はたくさんのことがありました。
懐かしく感じますがとても早い一年だったと感じます。


1年間で何度も沿岸部を見に行ったのですが日々変化を感じます。
父親は昔から沿岸部に住んでいて子供の頃の話をよく聞いていました。
今では何も無い沿岸部で「昔ここの倉庫で遊んでた」など話を聞くと
街がなくなることの大きさは計り知れないものであると感じました。

先週、気仙沼の被災した市街地を歩きました。
幼いときに親の事情で気仙沼に引っ越してきて18歳になり高校生を卒業するまで気仙沼で過ごしました。
小さい頃は街に執着心は無く、「気仙沼」という場所を考えずに暮らしていました。
気仙沼で成長しても交通の便は悪く、不便な田舎町だとマイナスのイメージで捉えがちでした。
ですが、他の街にはない自然があり、何と言っても魚のおいしさは街の自慢できるところだと思っていました。
震災を通して改めて街の良さを感じました。
歩きながら気仙沼のことをいろいろ考えて、被災した地域を歩いていると自分の無力さを感じました。
1年経っても自分は地元に何もできてないし、これから気仙沼から離れて何もできない自分が嫌になりました。
無力さを感じ涙も出てきました。ですがここで泣いちゃいけないと思い
今できること「気仙沼の現状を伝える」。このことをこれからも続けていきたいと思います。

写真


被災地高校生からの復興 被災地高校生からの復興


被災地高校生からの復興 被災地高校生からの復興


被災地の現状

今日で震災から一年になります。
人それぞれ思うことがたくさんあると思います。

今日は沿岸部を歩いて来ました。
朝早い時点で沿岸部は喪服を着た方が多かったように思えました。
震災の影響で多くの方が亡くなったことが改めて感じられました。
沿岸部をずっと歩いていて行き交う車のプレートナンバーを見ていると
東北の隣県をはじめ関東、関西の方が多く気仙沼を見に来ていて嬉しく思います。
ですが来て「何もなくなったんだなー」って思って終わらせて欲しくないです。
自分に何ができるのか、もし自分のふるさとがこの状況になったらと考えて欲しいです。
1年が経ちメディアで被災地のことが報道されなくなるかもしれませんが
週末に気仙沼に来たり、「世界遺産の平泉に来たときに帰りにお土産は気仙沼で買うか」というように
ぜひ気仙沼に足を運んでもらいたいです。

今日のことはまた後日更新したいと思います。

今日撮った写真は明日アップします。被災地の写真でストレスを感じる方は訪問をご遠慮ください