ー今朝の祈りー


ずっと昔、私がまだ若い時の事。

結婚してとても辛いことが重なった。


私は慣れない農家の仕事で体力を使い果たし、2ヶ月あまりで13キロも痩せてしまった。


お見合いで結婚した主人は家では頼りにならない。毎晩帰宅が遅かった。理由は上司が麻雀好きでお付き合いで帰って来れない。麻雀は1人欠けても出来ないという。主人が帰って来ないと両親の機嫌が悪くなる。


茅葺きの家は雨漏りが激しく建て替えなければならなくなり、私の通帳の全部を出した。当たり前だった。


お金、病気、流産、死産、2度の癌の手術など次々と、、。


私の実家には、体力的なこと健康の事、経済的に苦しい事や辛い事は絶対何も言うまいと心に誓っていた。


でも辛かった。そんな時


仲人さんに正月や盆、子どもが生まれた時など節目節目に挨拶に行くと  察したような言葉をかけてくれた。


きっとなにもかも分かっていたに違いない。


顔を出すと「これで子供に何か食べさせてあげて」と言って一万円を下さった。


いい大人に小遣いをくれる事は出来ないから、子供にくれるフリして、、。その親心がありがたかった。


私を大変なところに嫁がせてしまったこと、でもこの子ならきっと辛抱してやり遂げてくれると思っていたのだろうか。


「大丈夫か〜」


その言葉に夜、涙が溢れてならなかった。


父や母にいらぬ心配をかけではならぬ。

その強さだけが自分を支えた。


でも父は私が嫁いで一年後直ぐに亡くなってしまった。


たった1人の理解者だった仲人さんも肝臓ガンで間もなく逝ってしまった。


不幸の真っ只中に突き落とされた気持ちだった。


でも、どんなことも他人が手を出せる事ではない、自分が決めたことだから、自分が乗り越えていかなければならない。


自分が不幸の幻覚を作り出していたのだ。


私のものとあなたのものと

分けてあるうちはまだまだだった。


私のものというが意識が無くなって

優しさを保てる強さが湧いてきまた。


あなたのせいという気持ちがなくなって

状況を受け入れれば良くする知恵がでてきた。


健康で働ける有り難さ

夫は優しいから断りきれないのだ

家族は思いやりがあるから心配し合うのだ。


幸せにしてもらうと思っているから

不幸ばかりに目がいっていた。


幸せがあるのにるのに気がつかない私を

死を目前にした仲人さんは

苦労を堪えてくれと胸が張り裂けそうな思いで見守っていたに違いない。


あの経験は私に必要だった事。

あれがあって今がある。


誰と結婚しても必ず何かある

苦労を一緒に乗り越えるところの先に

幸せがあるのだ




状況なんて何も急には変わらないけど 

必ずどうにか出来るのだ


命が残っていればいいのだ、死んではならぬ。そこからわたしの人生は新たに始まった。



あれから40年も経ってしまった〜


あなたの状況を分かるなんて言えない。

辛い時は本当に辛いよね。


何にも出来ないで

見守ることしか出来ないけど。


世の中にたった1人、

いつでもどんな時もあなたの味方でいますよ。


辛い時は必ず側にいるよ。


華雅庵から嫁いでいった娘達よ。

あなたがたが幸せになるその日まで

いつも見守っているからね。


いつもあなたの母でいさせてくださいね。


万謝