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【「仕方がない」は想像を絶する究極の状態の時日本人が見せる、尊厳、日本人の能力」】


日本列島の梅雨が明け亜熱帯かと思うほどの猛暑がやってくる。

でも9月には朝夕に秋風が吹き、台風がやってくる。稲、果物、実りを待ち焦がれているものを容赦無く叩き潰し、毎週キャンペーンのように大雨と大風を伴いやってくるのです。

冬になれば大雪、 季節に関わらず火山が今も噴煙を上げ続け、地震が大地を揺るがせ、時折、ノアの洪水ように全てを呑み込む津波が襲ってくる国日本。

ここに住む限り何万年もいろんな災害にも耐え、天を恨まず、人を恨まず、仕方がないと切り替えて、すばやく心を立て直し、復興を成し遂げて生きてきたのが日本人の特性です。


日本人は天を恨まず、自然の中に神を感じ、
見えない魂にたいする観念が有りました。


身体は、たましいの容れ物
御霊を行使する道具

たま(魂)と、しい(恣)

私達の祖先は魂を
ひ(霊)と表してきた。

ひ(霊)の容れ物である身体には、
これを維持する機能が付いている。

それは欲である。
体を維持する食欲、子孫を残す性欲
必ず必要な欲である。

更に金銭欲、名誉欲などを邪(よこしま)といって、いき過ぎないよう戒めてきた。これがあまりない状態を無邪気といった。邪心が無い赤ちゃん
のような状態をいった。

霊(ひ)はどんな時も変わらないもの。
それをいろんな言葉を当ててきた。
日、陽、霊、火、比、光、比、一、「ひ」と読むこの字が持つすべの意味を自在に使い分けてきた。

霊(ひ)を表す言葉として
「光」、「愛」、「清」を用いた。

「光」を、明るい、温かい、透明感、公平、真っ直ぐ、光っている、輝いている、キラキラしている、オーラがあると、言い表した。

「愛」を優しい、穏やか、柔和、親切、思いやりがある、気配り、慈しみ、可愛い、包容力と言い表してきた。

「清らかさ」を、清潔感がある、爽やか、清々しい、潔い、キレイずき、などと言い表して使ってきた。

霊(ひ)のままの状態に近いのが赤ちゃんです。

赤ちゃんを見るとこの全てが発動し
明るい笑顔になり、優しい言葉かけ、慈しみの気持ちが起き上がり、優しく扱い、清らかに回りを整え、愛情いっぱいの状態になってしまいます。


無垢の魂に出会うと自分の魂も反応するからです。
素直とは本来の魂の状態に帰ることです。


内なる霊(ひ)が身体から発される時、人は相手の身体からそれを感じて内なる自分の霊(ひ)も反応します。それを見て素敵、素晴らしい人と言います。自分のあるがままを相手に見出し幸せになります。

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けれど無垢な状態だけ生きられる訳ではありません。心を持っている限り、回りに反応します、意地悪にあったら悲しい、苦しい、自分より恵まれていたら羨ましい、嫉妬も自然に湧いたりして「しい」がつく心の部分は高じると邪に変化するので自分だけで制御しきれないこともある。心と魂のふたつがあって身体を使う自分がいる。

心の痛み、苦しみ、悲しみにのたうちまわりながらも、そこから抜け出した時に、初めて同じ痛み苦しみに心を添わせることができる。

心は勝手に環境に反応しますが、日本人はあまり激しく心の動きを表に出しません。
日本人は謎の微笑みといわれ、なにを考えているか分かりにくいといわれてきました。

心を整えそこから出る言葉は言霊となり届いていく。


いつでも、悩み、苦しみを恨みに変えず
水に流し仕切りなおして

仕方がないとポジティブに切り替えて生きてきました。

英語版のウィキペディアに「仕方がない」は想像を絶する、何者も太刀打ちできない状態に直面している時に日本人が見せる、尊厳、日本人の能力」と記されています。

さあ今日も命を輝かせ日本人
で生きていきましょう!
今日もよろしくお願いいたします。