ある日、異母兄弟の長兄がkatsukoの嫁ぎ先に訪ねてきた。


「自分たちは父親が早く亡くなって父方のルーツを知らないということに気づいた。


そこで除籍簿謄本を取り寄せそれをたどって調べたらルーツは四国徳島だった。


生きているうちに知りたくなってその住所を訪ねてきたんだよ、


四国は山が険しい、山が高いと、ふもとには陽の光が届かないだからみんな中腹から上に住んでいたよ。


私たちのルーツの家は其処の 地区の神社だった。


だけど最後の親族が亡くなって何カ月もたっていなくて、自分が其処を訪ねた時は遺産を取りに来たのかと間違


われた。」


などと笑いながら話してくれた。


その時は兄もそんなところまで訪ねていくなんて物好きだな~くらいにしか思っていなかった。


遠くに行ったことのないkatsukonとって四国は一生縁のないところに思えていた。


その頃katsukoは人生の大きな転換期を迎えていた。


今まで22年間、土と動物を相手に農家をしていた。


然し子供の進学費用の捻出のため起業をしたのでした。


事業はみるみる軌道に乗り3年後には立派なビルにテナントとして入れるまでになっていた。


どうしてもやらなければならない。


そんな時はきっと何かの力が働くのでしょう。


公認会計士の先生に経営の勉強会に入会を勧められた。


時間もお金も余裕がないと断りたかった。


でも大家であり会計顧問野先生の助言をむげにも断れず、近々あるところに3回だけ出ることにした。


それが豊橋、徳島、札幌だった。


「あなたは○○○ヒメです」そんなことがあったこともすっかり忘れていた。


しかし突然にその日はやってくる。


つづく