宍粟市に若手専業農家の集まりの会「つちのこクラブ」というのがある。

 私は全く若手ではないが、いつまでも会員の端っこにいさせてもらっている。

 昨日、久々に泊まりも含めて懇親会があった。

 若い20代、30代が多い (昨日来たのは8人、まだ来れなかった人もいる)。

 宍粟は農業地帯というにはまだまだ頑張らねばというところだが、

 それでも、こんなに若い人がいるのは非常にうれしかった。

 そして、みんな意欲を持ってさらにガンバロウとしている。

 まだ、独身の者も多いが、自分の人生を農業にかけると決めて、それに向かって動いている。

 本当にたいしたものだ。

 これだけ先行きの厳しい日本農業の中で、

 なかなか儲からないのが分かっていながら、

 休みもほとんどない、いわばブラック業界だと分かっていながら、

 それでもやっていこうとする若者たち。

 

 何がそうさせるのだろう。

 それは、

 まずはやっぱり農業の魅力だろうか。

 土の上で働く安らぎ、

 生き物を育てる喜び、

 誰に雇われるでもない自由さ、

 自分で考え、自分で努力すれば、必ず何かは応えてくれる手応え、

 体を動かし汗して働く気持ち良さ、

 良い物を作って人の健康に貢献し、人が喜んでくれること。・・・

 それらが、彼らを引きつけているのだろう。

 

 そして、それだけでなく、みんな、農業に使命感をもっているのを感じる。

 やっぱり、農業をつぶしてしまってはダメだという。

 口先だけで農業を守ると言って、

 実際は何もしない政治家たち、行政職員たち、JA、評論家、・・・。

 そんなんじゃない、

 たとえ小さくても、自分が汗して泥まみれになって、

 自分のできる範囲で農業を守りたい。

 そんな思いもしっかり感じる。

 

 彼らが、なんとか安定した暮らしができるように、

 そんな日本の農政にしていかなければ

 と思う。